Alanis Morissette先日TSUTAYAに寄った際、ふと目に止まったのがAlanis Morissetteのベスト盤”The Collection”でした。AlanisといえばJugged Little Pillでの衝撃的なデビューからすでに11年も経っているわけですが、その間に発売されたアルバムはUnpluggedを2枚含む6枚、そしてその中から選りすぐりの曲を集めたこのベスト盤が7枚目ということで、毎年欠かすことなくアルバムを出し続ける邦楽アーティストらに比べるとゆっくりとしたペースですが、その分1枚1枚のアルバムに込められた力は強力です。

ザ・コレクション
ザ・コレクション

posted with amazlet on 06.11.28
アラニス・モリセット
ワーナーミュージック・ジャパン (2005/11/23)
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私のiTunesのライブラリを見てみると、AlanisのアルバムはこのThe Collectionを含めると5枚あって、このベスト盤に含まれている曲の半分ほどをすでに持っていたことになるのですが、改めて通して聴いてみるとどの曲も粒揃いの非常にいい曲ばかりで彼女の実力に驚かされるばかりです。また曲がいいのもさることながら、彼女の独特の歌唱法による音域の広さと声量はなかなか他の歌手では得難いものがあります。その素晴らしい楽曲が18曲も詰まったこのアルバムはAlanisの魅力がたっぷり堪能できるまさにお買い得の1枚と言えますね。まあ、私はレンタルで済ませてしまったわけですが…

私が特に好きなのは”Ironic”や”Crazy”などのノリのいいメロディアスな曲なのですが、激し目のロックでもギター1本で落ち着いた感じの曲でも難なくこなしてしまうAlanisには懐の深さのようなものを感じてしまいます。しかしながら1974年生まれということでまだ32歳、私よりもいくつも年下なのでこれからまだまだ活躍してくれそうで今後も楽しみです。

それにしてもこのアルバムが発売されたのはちょうど1年前、それなのに新作扱いというのは全米レコード協会あたりからの圧力で洋楽の発売後1年はレンタル凍結ということになってしまっているせいですが、これは本当にCDなどの売り上げに寄与しているのでしょうか?レンタルでも著作権料などは入るはずなので、買うほどでもないかもしれないけどレンタルなら借りてみよう、という人がいるかもしれないのに、と常々思っているのですが…何とかならないものかと思いますが、CDレンタルというもの自体日本にしかないようですから難しいかもしれませんね。諸外国ではCDは再販ではないのでもっと安く買えたり、事情は色々違うのですが。

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