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天使と悪魔

Illuminati映画はThe Da Vinci Codeよりも面白くなりそう

小説が大ベストセラーとなり、その映画版も必然的に話題作となった「ダ・ヴィンチ・コード」ですが、その著者Dan Brownが「ダ・ヴィンチ・コード」に先立ち2000年に書いた「天使と悪魔」を読んでみました。「ダ・ヴィンチ・コード」がヒットしたことで後から脚光を浴びて売れ出したということですが、こちらも負けず劣らず楽しめる作品になっています。

天使と悪魔(上)
著:ダン ブラウン
角川書店 (2003/10/31)
ISBN/ASIN:4047914568
天使と悪魔(下)
著:ダン ブラウン
角川書店 (2003/10/31)
ISBN/ASIN:4047914576

「ダ・ヴィンチ・コード」と同じくHarvard Univ.の教授Robert Langdonを主人公としているので、どうしてもTom Hanksを思い浮かべてしまうのですが、ヒロインのVittoria Vetraについてはイタリア人でCERNの研究員であるという情報のみなので具体的なイメージがないのは幸いかもしれません。とはいっても「ラテン系のインテリ美人」ということでは「ダ・ヴィンチ・コード」のSophie Neveuと共通しているわけですが。

その他、主人公が同じなので当然のことなのですが、この作品もキリスト教世界とそれに関連する多数の美術品についての蘊蓄と、古くから存在する秘密結社による陰謀が絡んでいるという点が共通しています。またヒロインに近い親族が殺されるところから話が始まるという点など、振り返ってみるとかなり多くの共通点がありますが、物語の展開が巧みなのか読んでいる間にはそれを意識するようなことがなく、非常に興奮しながら一気に読み切ってしまいました。

何でも「ダ・ヴィンチ・コード」との比較になってしまいますが、この作品の方が謎解き要素がシンプルで、スリリングなアクションが連続することになるので映画映えするような気がします。やはり2008年12月の公開予定で製作中ということですが、内容的にバチカンから強いクレームがありそうで順調に仕上がるものなのか心配になってしまいます。もちろん主演はTom Hanksということですが、ヒロインは誰が演じることになるでしょうか。

それにしてもキリスト教には長い歴史があるだけに、それを取り巻く話も沢山あって奥が深いですね。最初の舞台がCERNだというところからどうキリスト教に関して宗教象徴学が絡んでくるのかと思いましたが、その辺りはちょっと突拍子もない感じです。最後のどんでん返しには私もまんまと騙されてしまいましたが…また、今回も読みながらつくづく感じましたが、やっぱりこの著者Dan Browmは映画を意識して書いているに違いありません。「映画化」を念頭に置いているというよりは「映画的」にストーリーを展開している、ということですが、やはりその分映画には向いていそうです。

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