Yahoo! Japan黙っていればわからなかったのに…で済むはずもなく

今は一時よりマシになっているのか、それとも相変わらずなのかよくわかりませんが、Hotmailと並んでspamの温床というイメージが強く、アカウントは持っていたもののほとんど利用していなかったYahoo!メールから「[Yahoo!メール] メール転送システムの障害によるメール消失について」というメールが届きました。曰く、

このたび、弊社メールサーバーの不具合により、下記の期間にメール
転送機能を利用されたお客様の一部のメールにおいて、メールが正しく
転送されない事象が発生いたしました。

【発生期間】
2007年9月5日(水)午後2時35分 ~ 2007年10月4日(木)午後3時35分

調査の結果、転送されなかったメールはサーバーからすでに消失しており、
復旧できないことが判明いたしました。

ということでした(告知ページ)。

実際には、私の場合には「4ヶ月間ログインしなかった」ということでアドレスがロックされた状態となっていて、受信したメールは全て送信元に返送されていたということなので特に被害はなかったということになります。まあそもそもYahoo!メールのアドレスを人に教えたことは全くないので、送られてくるとしたらそれこそspamだけなのでかえって転送されてこない方が良かったということになります。

そんな私のような人の場合は全く問題ないのですが、実際に連絡先として利用していた人にとっては結構大きな問題ではないでしょうか。そもそもの作りとして、転送設定した場合にはYahoo!のサーバにメールが残らないというのはいかがなものでしょう?もちろんサービスを提供する側にとってはその方が都合がいいというのはわかりますが、ユーザ側にとってはこのような万一の事態が考えられるだけに不安の残る仕様ではないでしょうか。今回の事態を受けてサービスを見直し、Yahoo!のサーバにもメールが残るような仕様に変更するということができるでしょうか。

ISPや勤務先から与えられている生のアドレスをばらまくには抵抗がある、という場合にこうした転送サービスを利用している人が多いのではないかと思いますが、私がspamフィルタ代わりに利用しているGmailでも同じような障害が起こることは十分に考えられます。それ故私は生のメールを一度自分のサーバで受けて、それをGmailに転送し、携帯電話にはそこからさらに転送するというようなことをしています。こうしておけばGmailに何か問題があっても自分のサーバには残っているはずなので、spamの海から拾い出す手間に我慢すれば消失という事態は避けられるというわけです。ただ問題は、Googleのサーバよりも自分のサーバの方が圧倒的にダウンタイムが長いということだったりします…