REGZAついに我が家にも波が…

インターネットがこれだけ普及して、普段テレビは見ないという人も増えてきているというのにどうしてこんなに特別扱いをして守らなければいけないのか、今一つ納得のいかないところもあるのですが、電波というものが排他的に利用しなければならないものなので、ある程度は仕方のないことなのでしょう。2011年7月24日を以てテレビの地上波放送がアナログからデジタルに完全に移行する、というのは今さら言うまでもないことでしょう。比較的テレビ依存度は低いと思われる我が家でも、さすがにテレビを全く見られなくなってしまうというのは困るというより淋しいということで、子供達も焦り始めました。

私自身はというと、1週間全くテレビを観ないということも珍しくないので地デジ対応などということはどうでもいいのですが、電器店の店頭や知人宅で見る大画面テレビの高精細な映像自体は魅力的です。要するにガジェットとしての魅力が勝っているわけですが、これで映画を観たら楽しいだろうな…ということでもありますが、地デジとは全く関係がないので焦る必要は全くありません。

もともと完全移行までまだ1年以上あるので、もっと時期が迫って安くなってから買い換えようと思っていたのですが、自宅のブラウン管テレビのリモコンの機器が悪くなってきたり、子供がBSの番組を見たいなどと言い出したのと、テレビの価格もだいぶこなれてきたような気がするのでぼちぼち買うか、ということになりました。いざ買うとなるとどれにするか、同じメーカーでも何機種もあって違いがわかりづらく迷いがちなところですが、インターネットで情報を収集したところ東芝REGZAZ9000シリーズの評判が良かったのでこれに決めました。29インチブラウン管からの買い換えなので、大きくなったことが実感できるサイズということで42インチの42Z9000です。

この製品はフルHDクリアパネルというのを採用していて、店頭で他機種と比べてみると黒の美しさが際だっていました。反面写り込みが気になるかもしれない、ということなのですが、PCのモニタとは違い細かい文字を読まなければならないというわけではなく、気にしなければどうということはなさそうです。特に明るい部屋でもないので今のところ気になってはいません。

またZシリーズの大きな特徴としてUSBハードディスク録画という機能があります。背面のUSB端子に接続した一般のPC用外付けハードディスクドライブにテレビ番組を予約録画できるというものですが、Z9000では「地デジ見ながらW録」として地デジチューナーを3台も搭載して裏番組を2つ同時に録画できてしまうということになっています。地デジのチャンネル数はそんなに多くないので同時に2つも録画したいものがあるなんていうことはそうそうないとは思いますが、他に録画機器のない我が家にとってはUSBハードディスクに録画できるというのはかなり魅力的です。

本体に内蔵のハードディスクに録画できるというテレビは他社にもありますが、内蔵のディスクというのはドライブの寿命を考えると供給面や価格面で不安があります。その点USBドライブならいくらでも交換が利き、また増設も4台まで可能なので、置き場所の問題さえ解決できるならかなり有利ではないでしょうか。今回は購入時にバッファローHD-CL1.0TU2という1TBの製品がおまけとして付いてきましたが、この容量だと90時間ほど録画できてしまうようです。

42インチという大きさについて、妻は購入するまでは「この部屋には大きすぎではないか」と否定的だったのですが、やはり慣れてしまうのは早いもので既に全く違和感はないようです。ブラウン管より奥行きがない分、壁に寄せて置くことができるので若干部屋を広く使えるような気もします。テレビ台はこれまでのものをそのまま使っているので、専有面積そのものは全く変わっていないのですが、表示面が奥に下がったのでそう感じるのでしょうか。

しかし画面が大きくなると、DVDでは表示の情報量の不足がやはり気になってしまうのですよね…表示が荒いというよりぼやけた感じになってしまうのですが、こうなるとBlu-rayが欲しくなってきます。他にもできることを考えるとPS3を買ってしまいたくなるのですが、我が家ではゲーム機を買わないことにしているのが一番の問題です。かといって単なるプレイヤーもまだ高いようですし、レコーダーは必要ありませんし…どうしたものでしょうか。