Beardo Cap人並み外れて暑がりの私にも寒い時はあるのです。

朝晩の気温が下がらないせいで木々も綺麗に紅葉せずに枯れてしまっているというこの秋ですが、つい先日まで半袖で通勤していたというのに今週に入って一気に気温が下がってしまい、冬が間近に迫っていることを感じる今日この頃です。こう冷え込むとさすがの私もフリースジャケットを着込んで通勤することになるのですが、今年は冬に向けて新たな装備を二つほど仕入れてみました。

まず一つ目はBeardoNovember Bendable Mo Beardo Capなる帽子です。要するに毛糸の帽子なのですが、この製品の特徴はなんといっても頬髭を模した黒いパーツが頬の部分を覆うということです。遠目にはあたかもヒゲが生えているように見えてユーモラス、ということなのだと思いますが、私の場合はさらに自前のヒゲも生えているのでどうなのかな、と思いながらも面白かったので衝動買いしてしまったというものです。

届いた商品を見ると思っていたよりも網目が荒く、すぐにほつれてしまいそうな感じもするのがちょっと残念ではありましたが、やはりデザインで勝負ということなので仕方ないのでしょうか。これでもっと品質の高いものであれば満足度はさらに高かったでしょうが、まあこんなものかと無理やり納得しています。日本で売るつもりであればこのレベルでは勝負にならないのでしょうが。

しかし、実際に使ってみた感じは悪くありません。網目がゆるいおかげで柔らかい感じがありますし、髭の部分がデザインだけではなく保温の効果もあります。また、髭の部分は単純に口元を覆うだけでなく、口に当たる部分には穴が開いていて息が抜けるようになっているため、息苦しく感じたり吐いた息で湿ってしまうということもなく、よく考えられています。またデザインとしても私が選んだBeado Capにはつばが付いているのも特徴的で良いと思います。惜しまれるのはやはり品質ですね…

さてもうひとつはiTouch Glovesという手袋です。

この手袋の特徴は何と言ってもiPhoneなどの静電容量式タッチパネルを手袋をしたまま操作できるということです。ウールの毛糸に導電性の繊維を織り込んだもので作られていることで可能になっているわけですが、この製品ではウールの割合を80%に高められているため通常のウールの手袋とほとんど変わらない手触りと暖かさになっているということです。

使ってみた感じでは確かにウール100%との違いはあまり良く分かりません。しかし、あまり厚手のものにしてしまうとタッチパネルの操作性が低下してしまうということがあるのか、防寒用の手袋としては最も薄い部類になるのではないでしょうか。この時期であれば問題ありませんが、厳寒期にはちょっと力不足ではないかと予想されます。また、手のひらの部分には雪の結晶をデザインした滑り止めも付いていますが、やはり取り落としてしまわないように気を使うのと、手袋をしているとタッチの精度が素手よりも落ちるので片手での操作は難しいかもしれません。

とはいえ、これまで寒さで指がかじかむ思いをしながら操作していたiPhoneが、以前より快適に操作できるようになったのは確かです。真冬の間は「どうしてこんな思いをしてまで操作しなければいけないのか」とはっとすることがありましたが、これからは心置きなく…ただ、歩きながらの操作は危険なので控えなければいけませんね。

ということで真冬に向けて準備万端というところなのですが、ふと気付いてみると身に付けているものがいつの間にかグレーだらけになってしまいました。背負っているバッグは鮮やかなオレンジなので昼間はいいのですが、夜中にはちょっと危険かもしれません。車にはねられてからでは遅いので、反射材なども身につけるようにすることも考えたいと思います。