ASUSまたすぐに慣れてしまいそう。

今から4ヶ月ほど前に見舞われた停電のせいでMac miniに繋いでいた2枚のモニタのうち2709WFPの電源が入らなくなってしまって以来、狭くなってしまって不便だと思いながらもしばらく2001FP一枚で我慢してきました。狭いとは言っても20インチで1600×1200ピクセルというサイズなので、普段ニュースやメールを読んだりする程度であれば不自由というほどでもないのですが、ブログを書こうと思った時に参考にしたいウェブページと編集画面とをいちいち切り替えなければならなかったり、Apertureで写真の現像をする際に大きな画面で確認できないのが不便だったり、と今まで出来たことができなくなってしまったのでいろいろ不満に感じてしまいました。

2709WFPを買った時からはまた液晶モニタもだいぶ安くなっていて、同じ27インチでも1920×1080ピクセルのFull HDなら2万円台、アメリカでも$300弱で買うことができるようになりました。しかし、2709WFPは1920×1200ピクセルでしたので、数万円出して若干小さくなるというのでは腑に落ちないものがあり、多少高くてももっと解像度の高いものにしたいというのは贅沢というものでしょうか。最近は3840×2160ピクセルのいわゆる4Kの安価なモニタがいくつか発売されてきたのでそれも非常に魅力的だったのですが、残念ながら私のMac miniでは4Kに対応していないのでどうしようもありません。

ということで、Mac miniのThunderboltで出力可能な2560×1440ピクセルのWQHDをターゲットに、安価な製品が新しく出てこないかとしばらく様子を見ていたのですが、結局我慢しきれずにASUSPB278Qという製品を購入してしまったのでした。

ASUS PBシリーズ 27インチ ワイド WQHD対応 液晶ディスプレイ ( 2560×1440 / PLSパネル / 5ms / ブラック ) PB278Q

もともと2709WFPがあったところに設置するだけですし、ケーブル類もほぼ流用できるのであっという間にセットアップは済んで使い始めることができました。ドット抜けや常時点灯ドットなどは見つけても自分が不幸になるだけなのであえて探していませんが、今のところ気付いたものはありません。LEDバックライトなので以前のものよりも明らかに低発熱なのは特に夏場は嬉しく感じるでしょう。

使い始めて最初に感じたのは広いということよりも画像や文字のキメの細かさでした。2709WFPの時は目に優しいということであえてドットピッチの大きな大画面のものを選択したのですが、実際はドットの細かい画面で大きめのフォントで表示した方が読みやすい、というのは当たり前のことでした。そして、特に大きくする必要のないものは小さく表示しておけるので、画面の広さを享受することができます。

また、ドット数が増えたことと、コントラスト比80000000:1、最大表示色数1677万色、sRGBカバー率とスペックに謳われている性能とによる情報量の増加で、写真を表示した時には非常に豊かに美しく見ることができます。バックライトの輝度は非常に高いので私は明るさを15%ほどにまで下げて使っていますが、そうすると眩しすぎることもどこかが暗くなってしまうこともなく自然に使えるのではないかと思います。

全体のピクセル数は1.5倍ほどに増えたくらいですが、これほどまでに大きな違いが感じられるとは思っていませんでした。さすがにRetinaディスプレイのように「ドットが見えない」というほどまでは細かくありませんが、これが4Kだったら一体どうなってしまうのだろうと思うくらいには高精細です。将来、私の家に4Kモニタが来るのは何年先のことか分かりませんが、その時はどう感じるでのでしょうか。もう老眼で細かいものはよく見えないということになっていそうな気がしますが…