Jurassic Worldどうして懲りないかな。

先日観たばかりの「マッドマックス」もそうですが、今年はこのあと「ターミネーター」や「スター・ウォーズ」超ヒットシリーズの久しぶりの続編というのが集中していますが、つい先週末公開されたばかりの「ジュラシック・ワールド」も2001年の「ジュラシック・パークIII」以来14年ぶり、「ジュラシック・パーク」に始まったシリーズ最新の4作目ということになります。週明けのニュースでは公開最初の週末での世界興行収入が歴代最高で史上初の5億ドルを超えるという人気ぶりでしたが、当初あまり意識していなかった私も予告を見ているうちに無視できなくなり、公開初日にいそいそと観に行ってきました。

今回の舞台になっているのは最初の「ジュラシック・パーク」と同じIsla Nublarという島で、映画と同じく設定上も最初の事件から22年後の出来事となっています。島にはまた「ジュラシック・ワールド」という恐竜のテーマパークができて大変賑わっているのですが、人はこんなに簡単にあれだけの事件を受け流してしまうことができるのでしょうか。私にはとても信じられませんが、やはり危ういものなので再び事件は起こってしまうというわけです。
Jurassic World - Owen and Claire
20年も経つとCG技術も大きく進歩しており、恐竜たちはもう本物としか思えない現実味があるのですが、一方で映画の中のテーマパークの設備も進歩していて、楽しそうなアトラクションをいくつも見ることができます。最たるものはMitchell兄弟が乗っていて大変な目に遭うジャイロスフィアというガラスの球の中に乗り込んで自由に移動しながら間近に恐竜を見ることができるというものでしょう。いったいどうやって推進しているのか、どうしてガラスが汚れずピカピカなままなのかは興味のあるところですが、楽しそうなことは確かです。

主人公はヴェロキラプトルのトレーナーであるOwen Gradyで、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でStar Lordを演じていたChris Prattが役に当たっています。一方、パークの支配人であるヒロインのClaire Dearing役はBryce Dallas Howardですが、ちょっと化粧が濃く写ってしまっているのか若々しさが足りないような気がしてしまいました。実年齢は34歳ということですが、私より10歳も若いのに白人だとこんなものでしょうか。

それはともかく、この作品を観ている間ワクワクドキドキしっぱなしで退屈する間は全く無く、上映時間の2時間はあっという間に過ぎてしまいました。結構たくさんの人が恐竜に襲われて命を落としますが、PG-13というレイティングでもあるので残虐なシーンは一切なく、暗喩的描写となっているので私も安心して観ていることができました。ファミリー向けの作品としては今のところ今年一番の出来であることは世界中での人気ぶりが証明しているので、遅れて公開となる日本の皆さんも是非映画館に足を運んでみてはと思います。