Logitech K480いったい何枚…

普通、日本にいる人の多くはJISキーボードというのを何の疑問も持たずに使っているのではないかと思いますが、私の場合は101キーボードをベースにしたいわゆるASCII配列をHappy Hacking Keyboard (HHK) 以来ずっと使っているため、JIS配列では記号の並びが違うのでうまくタイピングすることができません。職場の自席のPCは自前のHHKにPS2-USB変換アダプターを使ってまで繋ぎ変えているので(私には)まったく問題ないのですが、共用しているノートPCの場合にはそういうわけにも行きません。以前はうまいことASCII配列にカスタマイズして購入したVAIO Zを使っていたのですが、これはアメリカに行っている間に上司に取られてしまったので、今はたどたどしくJIS配列のものを使っています。

先日はふとロジクール (Logitech) のK480というBluetoothキーボードが良いらしいと聞いて見てみたのですが、日本ではJIS配列のものしか売られておらず、ASCII配列のUS版は並行輸入になってしまうので倍以上の値段になってしまいます。定価が4630円と安価なので試してみようかと思うのであって、それが8000円以上もするというのでは考える気もなくなってしまいました。ところが、アメリカのAmazonでは認定再生品が$22で買える、ということで先日の出張の際に受け取れるよう、私の後任駐在員の家に届くように購入してしまいました。

Logitech Bluetooth Multi-Device Keyboard K480 for Computers, Tablets and Smartphones, Black (920-006342) 並行輸入
Logicool ロジクール Bluetooth マルチデバイス キーボード (Windows、Mac、Android、iOS対応) K480 ブラック

そして先日受け取ってみると、思っていたよりかなり大きくてびっくりしてしまったのですが、iPadも横にして立てられるのですから当然この大きさになりますね。横幅はiPadよりも4cm程度広く、奥行きはほぼ同じですので、そんなに大きいわけではないのですが、厚みが20mmあるので大きく感じますし、重量が815gもあるので下手なノートPCと同じくらいということになります。その分、大きなゴム足とあいまって非常に安定していますし、キーストロークもしっかりあるので疲れずに打つことができるのではないかと思います。

Bluetoothの接続先は、あらかじめペアリングしておいた3つの間で物理スイッチにより簡単に切り替えることができるので、PCとスマートフォンとを自在に切り替えながら使うというようなことができます。ボタン一つでトグルさせるほうが安上がりかもしれないのに、ここであえて物理的なダイヤルスイッチにしたというのは直感的で良いと思います。このキーボードがあればiPhoneなどを立ててノートPC代わりに使うことができるようになりますが、多少雑に扱っても簡単には壊れなさそうですし、そもそもそれほど高いものではないので惜しげなく持ち歩けるというのも良いのではないでしょうか。

電源は単4乾電池2本ですが、その電池は2年も持つということになっています。私は自宅にあったエネループを入れていますが、それでももちろん問題なく使えます。ただ、それだけ省電力の機器だとエネループの利点は活かしにくく、普通のアルカリ電池の方がコストパフォーマンスは良いといえるでしょう。なお、本来新品であれば電池も付属しているようなのでそれを使えばよいはずですが、私の再生品にはついてきませんでした。

ということで、まだ買ってみたということろでまともに使っていないのですが、まあ値段以上の価値はあるのではないかと思います。勤務先で昼休みにiPhoneでブログの下書きをしてみたりするかもしれません。