嫌がらせのようにしか思えません。
2018年台風12号「ジョンダリ」

私はこの週末予定があって、金曜日に休暇を取って木曜の夜から夜行バスで東京へ行っていました。その予定は金曜日の午後だったので、午前中に一回実家へ顔を出し、予定が済んだあとにこの春から東京で暮らし始めた長男と久しぶりに会って夕食を摂ったりしていました。その後土曜日いっぱいは一人でブラブラとして、日曜の昼間のバスで帰宅するという計画だったのですが、これをすっかり狂わせてくれたのが台風12号「ジョンダリ」というものです。

まあ土曜日の日中は人に会っていたのですが、夕方になるまでは雨も降ったり止んだりで東京では台風の影響もそれほどではないような感じでした。しかし、5時近くになってバスを予約していた楽天トラベルからメールが入り、曰く「悪天候の為、 バス会社判断にて運行中止となりました。」とのことです。一方的にキャンセルされてしまったわけですが、まあ天候のためと言われれば文句を言っても仕方がないので、さあどうしようかということになります。

とりあえずホテルへ戻って他の方法を探そうということにしたのですが、バスが動かないとなると新幹線や飛行機も大丈夫という保証はありません。そこで妻からメッセージが入って言われたのが「今からでは帰れないのか」ということです。私はその晩のホテルも取っていたのでそういう考えはすっかり浮かばなかったのですが、言われてみれば一番確実なのは新幹線の動いているうちに飛び乗ってしまうことです。途中で足止めを食らう可能性もないわけではありませんが、さすがに日曜日のうちには帰宅することができるでしょう。

ということで急いで東京駅へ向かい、新幹線に飛び乗って帰ってきたというわけですが、途中静岡県内で何度か停車し、徐行運転の区間もありましたが、台風を追い越してしまえばあとはなんの問題もないので、最終的には20分遅れで到着ということになりました。しかし、途中の名古屋でも私が降りた姫路でも乗っていた新幹線が到着した時点で在来線は運行を切り上げてしまっていて、乗り換えの必要な人はタクシーなどに乗るしかなかったようです。私は幸いにも最寄り駅が姫路駅なので最悪でも歩いて帰れますし、今回は妻に迎えに来てもらったので特に問題ありませんでしたが、そういうわけにいかない人は大変ですね。その時点では雨もほとんど降っていなかったので、なかなか納得もいかないかもしれません。

しかし、普通日本の天気は西から東へと変化するもので、台風も通常は西から東へと進むものなので、今回の台風は動きが読めず、私も惑わされました。結果的には日曜日の朝の時点ですでに兵庫県は通過していたのでバスも問題なかったでしょうし、新幹線などにも特に影響はなかったようですが、どの程度のスピードで移動することになるのか、あるいは途中で東に戻ったりというようなこともないとは言えず、そんな不確定要素の中では最善の選択だったのだろうと思っています。当然バスの代金は返金されますが、泊まらなかったホテルや予定外の新幹線で計画外の出費となってしまいましたが、バタバタしたものの何事もなく帰宅できたので良しとしましょう。

ちなみに「ジョンダリ」は未だに九州にいますが、このあと大陸方面へ抜けていくことになるのでしょうか。グルっと回って本州再上陸などということは避けてもらいたいものですが…