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iPhone 8 Plus (PRODUCT) RED

気分一新

昨年末のいわゆるBatterygate、バッテリーの劣化したiPhoneで性能を意図的に制限していたことが問題視された事件の後、私の動き出しがちょっと早すぎたせいでバッテリー交換を申込んだものの交換してもらえなかったのですが、その後リリースされたiOS 11.3で「バッテリーの状態」が表示できるようになっても96%だなんていうありえない数値となっていました。3年半酷使した製品でこの数値というのはまったく信じられないわけですが、それに基づいて制御しているのだとすれば性能が制限されているということもないはずです。しかし、最新の製品と比較すれば元の性能がかなり低いわけですし、明らかに不安定で充電量の減り方も速いので、もう買い替えてしまおうかと思いつつ、しかしiPhone 8やXは発売されて半年経っていて、あと半年待てば次のモデルが発売されると思うとそれを待とうかという気にもなってしまい、なかなか踏み切れずにいました。

ところが、先々週末頃にふと「そういえば(RED)バージョンは出ないのかな」と急に思い出して調べてみると、iPhone 7の(PRODUCT) REDは昨年の3月に発売されていました。iPhone 8でもそろそろ出ないかと思っているとその噂が出てきて、そうかと思うと明日発表されるとリークされたという話になり、そしてついに発表と急展開しました。これまできっかけがなくて踏み切れずにいたのが(RED)ならもう文句はないだろうと思っていると、MKBHDの”Product RED iPhone 8 Unboxing!“という動画が公開されて”Really, really, red.”などと言っているので、これは買うしかないという気になってしまいました。

ということで購入したのがiPhone 8 Plusの(PRODUCT) REDバージョンです。iPhone 8 Plus自体は今更レビューしても仕方ないので省きますが、これまで使用していた6 Plusと比較すると圧倒的にレスポンスが速くなっていて非常に快適です。Touch IDの指紋認証が第2世代になって速くなっていることもあり、ホームボタンが物理ボタンでなくなったのもすぐに慣れることができるでしょう。

しかし何を置いても赤いボディーです。iPhone 8で背面パネルがガラスになったことで、透明感と艶のある赤色になってぐっと高級感が上がったような気がします。あくまで気がするだけで中身は何も変わらないわけですが、それでも所有することによる満足感はあると思います。また、表面の液晶周りのベゼル部分がiPhone 7の時に不評だった白から黒に変わったことで、シャープでアダルトな印象(なんだソレ)になったのも非常に良いです。

ちなみに(RED)というのはただ赤いというのではありません。U2のBonoと活動家のBobby ShriverがAIDSと戦うために設立した団体で、その活動に協賛する商品の収益の一部が「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」に寄付されるというものです。ただオシャレなわけではなくて、人々を助けることにもなるというわけです。私の場合はほとんどあと付けですけどね。

ということで、3世代分の技術の進歩もありますが、ただ単純にバッテリーの持ちが良くなったと言うだけでも非常に快適です。実は赤い背面はケースに入れてしまうので見えなくなるわけですが、まあ見えないオシャレということで…ただの自己満足ですね。

iPhone 6 Plus バッテリー交換…失敗

結局何も解決せず…

年の瀬も迫った12月28日、多くのアメリカ人はクリスマス休暇の真っ最中のはずですが、Appleが同社ウェブサイトで「iPhoneのバッテリーとパフォーマンスについて、お客様にお伝えしたいこと」という発表を行いました。Appleがバッテリーの劣化したiPhoneについて意図的に性能を制限しており、バッテリーを交換すれば問題ないのにそれを公表せず買い替えを促すようにしている、として集団訴訟が起こされたことへの対応ですが、そのタイミングからどれだけ重要な問題と捉えられているかがわかります。

「予期しないシャットダウンを防ぐため」というのがAppleの説明ですが、それをユーザーに知らせず無断でやっていたのが大きな問題でした。ユーザーのためを思ってと言うなら、「低電力モード」というものもあるのだからそれを常時オンにできるようにしたり、現状と同様の動作になる別のモードを設ければ良かった話であり、かなりの悪手であったことは間違いありません。おそらくこのせいでまた何人もの首が飛んだり降格されたりするのでしょう。

この問題が大きな話になってきたことから今回の発表に至ったわけですが、Appleから提示された解決策はバッテリー交換の費用をUS$50減額することと、バッテリーの状態が見られるようにiOSをアップデートするということでした。しかし、意図的な性能制限は解除できないようなので、これまでどおりの性能で動作するようにするにはバッテリーを交換するしかないようです。

私のiPhone 6 Plusも最近バッテリーの持ちが悪くなり、問題のiOS 11にアップデートした時から明らかに性能の定価や動作の不安定さが感じられていたので、これは朗報と捉えていました。とはいってもアップルストアは心斎橋まで行かないとないので面倒だなあと思っていたのですが、実は全国各地にApple 正規サービスプロバイダというものがあって、そこでも修理を受けることはできるのでした。そういえばそんな看板を見たことがありますし、iPhoneだけでも年間何千万台も売れているのですから、アップルストアだけで賄えるわけもありませんでした。ということで、私の自宅最寄りの窓口が駅前にあることがわかった、というか思い出したので、大晦日にウェブサイトから予約して、正月早々に対応してもらってきました。

なお、アメリカではすでに交換費用の減額が行われているそうですが、日本ではまだその対応は行われておらず、従来からの修理費用が必要なようです。しかし、わずか3000円ほどでバッテリーが交換できるとなればユーザーが殺到して窓口が非常に混雑することが目に見えているので、多少高くともそれには目を瞑って性能を取り戻したいというのが私の判断でした。

サービス窓口の方々の対応は終始丁寧で非常に気持ちよかったのですが、まず最初に私のiPhoneの診断を行ったところ、バッテリーの状態は「すこぶる健康」とのことでした。確かに私が自分でバッテリー診断アプリを使ってみた時にもそのような結果だったのですが、実際問題としてバッテリーの減り方は明らかに普通ではなく、私自身はその診断機能も正しく動作していないのではないかと疑っています。しかし、バッテリーを交換したとしても症状が解消するという保証がないというのは事実なので、今日のところは引き下がることにしました。完全初期化すればひょっとすると…とは言われましたが、その後バックアップから復旧してしまっては意味がないとのことなので、一からセッティングし直さねばならず、それはさすがに面倒なのでとりあえず今のまま使い続けることにします。

ということで、バッテリーを交換してまだしばらく粘ることができるなら今年秋の発売が予想されるiPhone Xの後継機に買い換えようと思っていたのですが、このままではあと1年近くも頑張れる気がしないので、近々iPhone 8 Plusあたりに買い換えることになるのではないかと思います。まあ、今回の措置ではバッテリーの状態にかかわらず交換を受け付けるという報道もあったので、キャンペーンが始まったところでまた窓口には行ってみることにはなるでしょう。

Blockhead

改良の余地あり。

Appleの製品を何か購入したことがある人はおそらくご存知だと思いますが、Appleの電源アダプターは電源プラグ部分が各国の仕様に合わせて交換できるようになっており、製品購入時にはアダプターに直接プラグを付けるタイプと、Macbook Proなどではさらにアダプターからプラグまでの間を1.8mのケーブルで延長するタイプのものが同梱されています。これらも自由に変えて使うことができるのですが、この延長ケーブルがかなりしっかりした太いもので取り回しづらく、持ち運びには適さないので私は専ら直接プラグのタイプを使用しています。ちなみにこの延長ケーブルは単品で買うと定価2200円もするようです。

しかし、このプラグの向きが平たいアダプター本体に対してブレードが並行になる形になっているので、壁コンセントに挿した場合に本体が大きく突き出してしまい、邪魔かつ不安定という問題があります。これを解決しようというのがBlockheadという製品で、プラグの向きを90°回転させてアダプター本体に垂直になるようにするものです。こんな製品が最近になってようやく登場したというのが不思議なくらいですが、アイデア製品ということでたかが電源プラグなのに$20となかなかの価格になっています。私はアメリカ出張のついでに購入してきましたが、日本ではフォーカルポイントが代理店となって販売しているようなので普通に購入できるでしょう。

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純正のプラグではちょっと緩い壁コンセントの場合に自重で抜けてしまうという問題が私にとっては一番大きかったのですが、Blockheadを使用すると本体の重心がコンセントに近くなり安定するという効果が期待できそうです。品質はしっかりしているようで、スムーズに装着できてガタツキもありません。

しかし、携行して使用しようとすると実は大きな欠点があります。純正のプラグはブレード部分を折って樹脂部分に格納できるようになっているのですが、Blockheadでは固定されてしまっていてそれができないのです。これは私もうっかりしていたことですが、プラグが他の荷物などで圧迫されて曲がってしまうということは少なくないことなので、気を付けなければいけません。しかもBlockheadでは特に90°横に出ることになってしまうので、アダブターに付けたままにしておくのは難しいかもしれません。結局私は純正プラグを本体に付けておいて、Blockheadは一緒に携行する電源分岐用のケーブルに挿しておいてブレードを保護するということになりそうです。

実は見た目さえ気にしなければ一般的なメガネタイプの電源をそのまま挿すこともできるので、私は自宅の机の上で使う時はカメラの充電器に挿されているメガネプラグを抜いて使ったりもしています。端子がメガネプラグの短い電源ケーブルを使えば同じようなことはできそうな気もしますが、メガネプラグだけでアダプターの重みを支えることはできないので、このような構造が必要で高くなってしまっているのでしょうね。まあ何より見た目はすっきりしていて、かっこいいと感じる人もいるかと思います。