Archives

Logitech K480

いったい何枚…

普通、日本にいる人の多くはJISキーボードというのを何の疑問も持たずに使っているのではないかと思いますが、私の場合は101キーボードをベースにしたいわゆるASCII配列をHappy Hacking Keyboard (HHK) 以来ずっと使っているため、JIS配列では記号の並びが違うのでうまくタイピングすることができません。職場の自席のPCは自前のHHKにPS2-USB変換アダプターを使ってまで繋ぎ変えているので(私には)まったく問題ないのですが、共用しているノートPCの場合にはそういうわけにも行きません。以前はうまいことASCII配列にカスタマイズして購入したVAIO Zを使っていたのですが、これはアメリカに行っている間に上司に取られてしまったので、今はたどたどしくJIS配列のものを使っています。

先日はふとロジクール (Logitech) のK480というBluetoothキーボードが良いらしいと聞いて見てみたのですが、日本ではJIS配列のものしか売られておらず、ASCII配列のUS版は並行輸入になってしまうので倍以上の値段になってしまいます。定価が4630円と安価なので試してみようかと思うのであって、それが8000円以上もするというのでは考える気もなくなってしまいました。ところが、アメリカのAmazonでは認定再生品が$22で買える、ということで先日の出張の際に受け取れるよう、私の後任駐在員の家に届くように購入してしまいました。

Logitech Bluetooth Multi-Device Keyboard K480 for Computers, Tablets and Smartphones, Black (920-006342) 並行輸入

¥ 7,489

(2016-07-27現在)

Logicool ロジクール Bluetooth マルチデバイス キーボード (Windows、Mac、Android、iOS対応) K480 ブラック

¥ 3,378

(2016-07-27現在)

そして先日受け取ってみると、思っていたよりかなり大きくてびっくりしてしまったのですが、iPadも横にして立てられるのですから当然この大きさになりますね。横幅はiPadよりも4cm程度広く、奥行きはほぼ同じですので、そんなに大きいわけではないのですが、厚みが20mmあるので大きく感じますし、重量が815gもあるので下手なノートPCと同じくらいということになります。その分、大きなゴム足とあいまって非常に安定していますし、キーストロークもしっかりあるので疲れずに打つことができるのではないかと思います。

Bluetoothの接続先は、あらかじめペアリングしておいた3つの間で物理スイッチにより簡単に切り替えることができるので、PCとスマートフォンとを自在に切り替えながら使うというようなことができます。ボタン一つでトグルさせるほうが安上がりかもしれないのに、ここであえて物理的なダイヤルスイッチにしたというのは直感的で良いと思います。このキーボードがあればiPhoneなどを立ててノートPC代わりに使うことができるようになりますが、多少雑に扱っても簡単には壊れなさそうですし、そもそもそれほど高いものではないので惜しげなく持ち歩けるというのも良いのではないでしょうか。

電源は単4乾電池2本ですが、その電池は2年も持つということになっています。私は自宅にあったエネループを入れていますが、それでももちろん問題なく使えます。ただ、それだけ省電力の機器だとエネループの利点は活かしにくく、普通のアルカリ電池の方がコストパフォーマンスは良いといえるでしょう。なお、本来新品であれば電池も付属しているようなのでそれを使えばよいはずですが、私の再生品にはついてきませんでした。

ということで、まだ買ってみたということろでまともに使っていないのですが、まあ値段以上の価値はあるのではないかと思います。勤務先で昼休みにiPhoneでブログの下書きをしてみたりするかもしれません。

iiyama X3291HS-B1

どこまで大きくなるのか…

2年ちょっと前にアメリカで停電に遭った際、液晶モニタDell 2709WFPが壊れたと言ってASUS PB278Qというモニタを購入していたのですが、実はそのまま捨てずに持っていて、帰国時の荷造りの際に「やっぱり電源が入らなかったら捨てよう」と思って試してみたら起動してしまったので持って帰ってきていました。そしてたまに数秒間真っ暗になったりするのを騙しだまし使っていたのですが、とうとうつい先日全面黒とRGB三原色とを繰り返し表示するだけになったので一旦電源を切るとついにそのまま復帰しなくなってしまいました。

もうとっくに壊れたと思っていたものですし、代替機も購入しているので問題はないはずなのですが、これまでの半年強は27インチモニタ2枚という構成で使っていたので、片方をDell 2001FPに置き換えると急に窮屈に感じてしまうのですから慣れというのは恐ろしいものです。だいたい世の中に27インチモニタを2枚も使っている人なんてそうそういないだろうと思うのですが、ちょっと調べてみると今は27インチのモニタなんて2万円以下でも買えてしまう凄い時代になっていたのですね。じゃあどれかに買い換えようとさらに調べていると、Full HDなら30インチでも3万円前後で買えることに気づいてしまいました。さすがに30インチは大きすぎるかと思いましたが、メジャーで測ってみると机の上に置けないことはなく、一旦その誘惑にかられてしまうともう抗うことは出来ず、Amazonで最安値が更新された瞬間についポチッと行ってしまいました。それがiiyamaのX3291HS-B1という31.5インチFull HDのモニタです。

iiyama ディスプレイ モニター X3291HS-B1 31.5インチ/フルHD/HDMI端子付

¥ 28,980

(2016-06-18現在)

「Full HD」と繰り返しているのは大事なことで、壊れた2709WFPはWUXGA、つまり1920×1200ドットの解像度だったのに対しFull HDは1920×1080ドットであり、画面のサイズは大きくなっても表示できる画素数は減ってしまっています。しかし、それを諦めることで一般のテレビ用の廉価な液晶パネルが流用できることになり、大幅に低価格で購入できるようになっているのです。それに対しWUXGAのモニタは需要も大きくないことから機種もわずかで価格も高止まりしていて、もはや4K解像度のものよりも高くなってしまっており、ここにこだわるのは現実的でありません。

一方なぜこの際4K解像度にしないのかというと、それは単純な話で「私のMac miniが対応していないから」です。最新機種では4Kにも対応しているようなので羨ましい限りですが、今はMacまで買い換える必要はありません。ただ、今4Kにしておかないとしばらく先まで買い換えることはないでしょうが、それは仕方ありません。

さて、届いたモニタを早速Macに繋いで使用していますが、大きくなったおかげでモニタから目を離して見ることができて、思っていた以上に快適です。ハーフグレアパネルということで反射を若干心配していましたが、今日は雨天だったということもあって画面が真っ暗になっていなければ全く気にはなりませんでした。画素数が若干減ってサイズは大きくなっているので1画素の大きさは大きくなっている、つまり荒くなってしまっているわけですが、Macの優秀な文字レンダリングのおかげで可読性はあまり気になりません。写真についても緻密さではWQXGAには劣りますが、ハーフグレアパネルのおかげでより鮮やかに表示されるので全く問題ありません。Blu-rayのビデオをdot by dotで見られるのですから動画については言わずもがなでしょう。

今のところの問題の一つは入力端子の少なさでしょう。映像入力はHDMI、DVI-D、D-Subミニ15ピンが1つずつあるだけなので、PCとBDプレイヤーを同時に繋いでおこうと思うとPCはDVI-Dで繋がざるを得ません。私は幸いHDMIからDVI-Dへの変換ケーブルを持っていたので助かりましたが、今時DVI-Dというのも古く、HDMIが3つくらい欲しいところではないでしょうか。もう一つの問題はスタンドが単純なもので仰角の調整が出来るだけのもので、高さが変えられないということです。私は机の面ぎりぎりまで低くして使いたいのですが、表示部分の下端が机から8cmほどの高さになっており、この点は少々不満に思っているところです。まあどちらも事前にわかっていたことではありますし、この価格なら文句なくこれらも受け入れられます。

WASD Code 61-Key Mechanical Keyboard

欲しい機能はなんでも備わっているようです。

「弘法筆を択ばず」ということわざは一般には「真の名人は道具の良し悪しに関わらず立派な仕事をする」という意味だとされていますが、逆に「まともな道具がなくて仕事ができなかった」という意味だする説もあるようです。実際、普段良い道具に慣れている人ほどいい加減な道具では気分も乗らず良い仕事をするのは難しいような気もしますが、私自身にとってはPCのキーボードがその道具に当たります。最近はコーディングすることはほとんどなくなってしまいましたが、ドキュメントづくりやメールの送信などキーボードはやはり欠かせない道具で、困ったことに自分のPC以外では長時間作業する気になれません。

先日、Geekの”This tiny mechanical keyboard might convince you to ditch your big one” (このちっちゃなメカニカルキーボードに納得してあなたはデカイのを捨てるかもしれない) という記事で見つけたキーボードを「Caps LockをCtrlに入れ替えられたら買ってたのに…惜しい!」とTwitterに投稿したのですが、これを見た友人が即座に購入して使っている様子を見ると、Macの場合はOSレベルでCaps LockとCtrlの入れ替えに対応しているので、特に不便なく使えているようでした。

私は職場のWindows PCでもう15年以上前から使っているHappy Hacking Keyboard 2がいいかげん古くて、PS/2-USB変換アダプタを使うことで機能的には全く問題ないものの、さすがに黄ばんできて周りの人にも「年季入ってますね」と言われるようになったので、そろそろ買い換えたいなあと思っていたのです。しかし、会社のPCにはキー入れ替えソフトなどはインストールしにくいので躊躇したのでした。ところが友人のコメントがあまりに具合良さそうな感じなので、自宅でApple Wireless Keyboardの代わりに使おう、と購入に踏み切ってしまいました。

WASD KeyboardsのCode 61-Key Mechanical Keyboard Cherry MX Clearというのがそのキーボードですが、61キーでフレームも非常に薄い非常にコンパクトな製品で、ほとんどキーの部分しか場所を専有しません。コンパクトさではHHK以上です。また金属(鋳鉄?)製のベースがどっしりとしていて非常に安定しており、メーカー製PCに付属してくるような安物とは大きな違いがありますが、その重さは片手でつまみ上げると指がプルプル震えるほどです。

キースイッチにはCherryのMXシリーズという定評ある定番のものが使用されていますが、このシリーズではキートップがはまる軸の色によって特性を区別するのが慣例となっていて、このCODE 61-Keyでも茶、緑、青、クリアの4種類が選択できるようになっています。それぞれクリック感・クリック音の有無や重さに特徴があるのですが、私が選んだのはクリック感がある茶軸を重くしたクリア軸で、クリック音のある青軸と迷ったものの職場でも使えるようにと静かなものにしました。

使い慣れたキーボードとは若干配置が違うのでキーの入れ替えが必要ですが、キーボード自体にもカスタマイズ機能があってかなり自由に入れ替えることができますし、その設定も決まった順にキーを押すだけなので簡単です。キートップの印字と機能が一致しなくなってしまうのが残念ですが、どうせそれを見て入力するわけではないので実用上の問題は一切ありません。

また、キーには最近流行りのバックライトも付いているのですが、面白いのは押したキーが光ったあと徐々に消えていくモードもあるということで、実はその存在が私の背中を押したともいえます。これは未来的な感じで最初はとても面白いのですが、実際には入力している時にはキーは視界に入らないので光っているところを見ることもほとんどなく、また実はどんなに手早く入力しても光が残るのでパスワードがバレてしまうというセキュリティ上の重大な欠点があることに気づいてしまいました。少なくともこのモードを職場や外で使うのはやめたほうが良さそうです。

今のところ慣れないのは、フレームが厚いせいかちょっとキーの位置が高いことと、カーソルキーの組み合わせや配置がこれまでのものと違うということですが、これらはあくまで慣れの問題でしかありません。カーソルキーについてはカーソルの移動自体には全くと言っていいほど使わないのですが、日本語入力時の変換操作にだけ使うので、思った文字に変換されなかった時にだけ「よいしょ」という感じで一拍おいて操作することになっています。まあこれもすぐに慣れることでしょう。

ということで、不満らしい不満は特になく大変満足していて、もっと早く慣れるために職場用にも購入してしまおうかと思っているほどです。