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PENTAX 互換バッテリー

何かが違うとは思えません。

私は中学生の頃以来、数年前にリコーイメージング傘下になってしまったペンタックスブランドのマイナーなカメラを使い続けているのですが、キヤノン、ニコン、ソニーの御三家に比べてしまうと性能的にはどうしても見劣りしてしまうものの、手持ちのレンズのことを考えるとどうしても乗り換えるには勇気が足りません。ペンタックスにも軽量コンパクトなボディ、手頃な価格のレンズ群などの良いところはありますし、私の実力で実際に作品に差が出るかは疑わしいところもあります。

そのペンタックスの製品で、今はK-70という初中級機を使っているのですが、以前使っていたK-7という中級機と比較しても機能的・性能的な面でほとんどすべての点で上回っており、一見クラスダウンに見えても大変満足する乗り換えでした。特にソニーなどの最先端の超高感度・高性能な製品とは比べ物にはならないにしても、日常的には特に困ることのない暗所性能と、普通に使えるレベルのオートフォーカスがあるので、K-7も手放さずに持ってはいるもののまた使おうという気になれません。

しかし唯一と言っていい顕著な弱点はバッテリー容量の低下です。1860mAhのD-LI90から1050mAhのD-LI109に変わるので、互換性がないだけでなく撮影可能枚数がストロボ発光無しで980枚から480枚に半減してしまいました。この数字は理想的な条件のものなので実際にはここまでは撮れないでしょうが、私が1日に撮る枚数なんて知れたものなので、数日程度のちょっとした旅行であれば充電器を持ち歩く必要もなく、安心して撮ることができていました。しかしこれが半減してしまうとなるとバッテリー切れも無縁とは言っていられず、2日程度でも容量のメモリが減ってしまうことがあり、そうなると焦りを感じてしまいます。

そこで予備のバッテリーを購入しようということなのですが、純正のバッテリーは4000円ほどとなかなか高価です。

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もちろんバッテリー切れの不安に怯える必要がなくなるとなればこれでも安いものですが、ちょっと腑に落ちないものがあり、ふと互換バッテリーを見てみると、なんとわずか1000円、4分の1の値段で購入できてしまうのです。2個買うとさらに安くなるようですし、それでも純正品の半分の値段なので買ってしまおうかとも思いましたが、まずは試しということで1個だけ買って使ってみることにしました。

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この互換品は当然のごとく中国製のようですが、純正品も同じく中国製なので何ら問題ありません。「のよう」というのは本体に原産国表示がないからなのですが、それ以外の外観上の違いもブランド表示くらいのもので、品質的な不安は感じさせません。使ってみた感じも体感できるようなものはもちろんなく、容量についてはまだ使い切っていないのではっきりはわかりませんが、少なくともびっくりするほど持たないというようなことはありません。

ということで、本当は純正品を買ってリコーイメージングを支援しなければならないような気もするのですが、価値の無いところに無駄な金を払いたくはないので仕方ありません。支えるならレンズを買うとかそういうことにしたいと思います。ただ、Amazonのレビューで「バッテリーはデジタルカメラの心臓なので非純正品に手を出すのはリスクが高い。」なんて言っている人もいて、価値観は人それぞれだなあとも思いました。粗悪品を掴んで本体を破壊するようなことがあっては困りますけどね。

PENTAX K-70

7年間の進歩。

私は中学生の時に父にSuper-Aという一眼レフのフィルムカメラを買わせてから、しばらく間は空いていますがPENTAXのカメラを使ってきました。ニコンやキヤノンと比べるといろいろな意味で一段落ちる位置づけではありますが、軽量コンパクトなボディや比較的安価なレンズ群などが素人趣味には向いていると思って使い続けています。というか、レンズ交換可能なカメラではいくつかレンズを買ってしまうと乗り換えるには勇気も資金力も必要なので離れられません。

そんなペンタックスもHOYAに買収されたかと思ったら今度は2011年についにリコーの1ブランドになってしまったりして先行き不安な状況が続いているのですが、今まで使っていたK-7を購入したのがもう7年も前になっていて色々限界を感じてきたので、今年発売されてなかなか良さそうなK-70を購入してしまうことにしました。

PENTAX デジタル一眼レフ K-70 ボディ 【ブラック】 K-70 BODY BLACK 16245

¥ 69,476

(2016-10-19現在)

リコーのウェブサイトで過去の製品も含めて仕様比較ができるので私がこれまでに使用したK-7と*ist Dsと比較してみると、技術の進歩が明らかになります。特に画素数が610万→1460万→2424万と11年で6倍にもなりましたが、撮像素子の大きさは変わっていないので取り込む光の量を考えると画素数が多ければいいというものではないので、もちろん高精細な画像が得られるのは良いと思いますが、実は私はそこにはそれほどこだわっていません。

今回私が注目していたのはISO感度が3200までだったものが102400までと飛躍的に向上していることです。K-7の致命的な弱点はちょっと暗くなると画質もAFもまったく駄目になってしまうことで、ISO 1600にもなるとノイズだらけで使えたものではなく、暗いところではすっかり諦めてしまっていました。しかしそれが102400までというのはどんな魔法かというほどのもので、大変楽しみにしていたのでした。

その高感度撮像素子の実力はどんなものなのか、ということでわざわざ暗いところ、鍾乳洞へ行って撮影してみました。洞内には色付きの照明がつけられていて変な雰囲気ではあったのですが、目が慣れるまでは暗くてよく見えない、という程度には暗かったので、テストにはちょうどよかったかもしれません。実際に使用してみるとK-70ではISO 3200くらいまでは大幅な画質の低下は見られず、十分に実用感度と言えそうです。ただ、ISO 3200でも本当に暗いところでは手持ちで撮れる限界を超えてしまいますが、そういうところではストロボや照明を使うか、撮影を諦めるかするべきなのでしょう。しかし、ISO 102400という最高感度ではノイズは乗るにしてもなんとかなってしまうのかもしれないので、試してみるべきだったと後悔しています。

実はK-7からK-70というのは発売当時のフラッグシップモデルから初中級機への乗り換えなのですが、上面液晶パネルがないとか上面左側にダイヤルがないとかいう操作性の違いはあるものの、技術の進歩があるので性能的にK-7より劣ってしまうのは最高シャッタースピードとバッテリーの小型化による連続撮影枚数くらいのものです。これまでの初中級機ではペンタミラーだったのが私にとっては最大の障害になっていたのですが、K-70ではしっかりペンタプリズムになっています。液晶パネルはバリアングルになりましたし、連写性能、ファインダー倍率、動画撮影サイズなど、上記の高感度性能以外もいろいろ良くなっていて、まったく問題は感じません。

また、本機には無線LANも付いていて、ボタンを長押しするだけで有効になり、iOSとAndroidのアプリで画像を取り込んだりリモート撮影の操作をしたりできるようになっています。ただ、あまりアプリの使い勝手が良くないのと、画像の転送には結構時間がかかるので、これまで使っていたFlashAirと比べてそれほどいいものではありません。ただ、アプリで接続している間はオートパワーオフが無効になるようなのと、大容量なSDXCカードが使えるというのはメリットと感じています。

ということで、さすがに何十万円もするようなカメラとは違いますが、価格を考えると非常に良い買い物だと思っています。まだ数十枚程度しか撮影できていないので本当の実力はわかりませんが、少なくともK-7からの買い替えで後悔することは何もないでしょう。

Pentax Optio I-10

コストパフォーマンスは抜群で満足感バッチリ。

デジタル一眼レフカメラを購入して以来、その撮像素子とレンズの大きさによる解像力や描写力の明らかな違いのせいで、つい先日までの私は写真を撮るためにコンパクトカメラを使う気になれませんでした。全く同じ状況で、同じような調子で撮った写真でもその両者で得られる画像は全く別物と言っていいほどの違いです。もちろん、テクニックのある人ならコンパクトカメラでも遜色の無い写真を取ることができるのでしょうが、そういう人が一眼レフで撮った写真はさらにその上を行くものになるか、あるいは楽に撮ることができるかなのではないでしょうか。

そんなことで、私はどこへ行くにも一眼レフのK-7を抱えていました。一眼レフの中ではコンパクトなペンタックスの製品なのでそれほど苦というわけではありませんが、付けているレンズがタムロンのA09という510gもある大口径レンズなのでそれなりにかさばります。さすがに国内の出張の時までは持って行きませんし、同行者がいるときは「いったい何をしに来たのか」と思われかねないので自重しますが、単独での海外出張の時にはカバンに忍ばせていくので荷物はズシリと重くなります。しかし、海外出張となるといろいろ目に付くものがあるもので、連れのあるときにも撮りたいものを見つけてしまい、歯がゆい思いをしてしまうことがあります。そこで「こういう時にコンパクトカメラがあったらなあ」と最近になって感じていました。

そんな時に偶然、ペンタックスのRS1000という製品が7000円弱で売られているということを知りました。このカメラはカメラの前に付けられている透明アクリルパネルと本体の間に好みのシートを挟み、着せ替えを楽しむことができるというのが売りになっていて、それも実に楽しそうです。そこで購入の直前まで行ったのですが、よくよく調べてみるとレリーズタイムラグが90msもあるということが分かりました。気持よく撮影するためには重要なポイントですから、これはいけません。

それでは他はどうなのかと見てみると、同じペンタックスのI-10のレリーズタイムラグは40msということなのでRS1000の半分以下で、大きな違いがあります。値段の方はちょっとだけ高くはなりますが、それでも一万円未満になっていてお買い得…ということでうっかり購入してしまいました。

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特にペンタックスでなければということはなかったのですが、やはりどうしても愛着があるのと、他のメーカーとはちょっと違うこだわりがあるような気がして、つい選んでしまいます。実際、他社のカメラの方が高機能で高性能なのは知っているのですが、数値で語れる性能だけではない何かに惹かれてしまうのです。そういう製品はなかなか多くの人に理解されるものではないでしょうから、バカ売れすることもないでしょうが、しかし着実にファンを生むのではないでしょうか。

この製品の一番の特徴はなんといってもその外観デザインです。往年のAuto 110をイメージしたレトロなデザインが可愛らしいと一時話題になったものですが、中でも限定販売されたクラシックシルバーのモデルは特に人気があるようで、販売終了となった今ではちょっとした高値になっているようです。一方、私が購入したのはクラシックブラックのモデルですが、これが一番Auto 110に近くて悪くないのではないかと思うものの、比較的不人気なようで安くなっているのでした。パールホワイトは女性に人気なようで、ブラックより若干高いようです。

カメラとしての性能は1210万画素で5.1~25.5mm、F3.5~F5.9というレンズとの組み合わせの、特に可もなく不可もなくといったところかもしれません。しかし、このシンプルで必要十分の性能がこのデザインにマッチしていていいのではないでしょうか。もちろん、HD動画の撮影や顔認識AF、各種エフェクトという今時の基本機能は備えていて、普段使いのカメラとしては不満はないでしょう。

ただ、Auto 110は110フィルムというコンパクトカメラ用のフィルムを使用したレンズ交換式一眼レフカメラという、かなりユニークなものであったのと比べると、デザイン以外は個性に欠けると言われても仕方ないかもしれません。しかしその点については、ペンタックスがAPS-Cではないセンサを使用したミラーレス機を開発中とのことですので、それがAuto 110の正統的後継機になるのではないでしょうか。まあ私としてはK-7と同じKマウントのミラーレス機にしてもらえた方がレンズが共用できて嬉しいんですけどね…

カメラが届いて、まず充電しようと思ったときに驚いたのが電池パックの小ささです。日頃K-7の大きな電池に慣れていると、単三電池よりも軽いのにこんな容量で足りてしまうのかと、びっくりしてしまいます。今のところ数十枚しか撮影していないのでどの程度の寿命なのか分かっていませんが、少なくとも2,3日の旅行なら充電器がなくても足りそうな雰囲気です。

また、今回メモリーカードは購入せずに手元にあった16GBのSDHCカードを使用することにしたのですが、これだけの容量があるとデフォルトの設定ではなんと7707枚も撮影することができるようです。普段RAWで使用していると麻痺してしまいますが、いかに贅沢な使い方をしているのかと再認識してしまいました。最初はその7707という数字が残り撮影枚数だとはすぐに分からなかったくらいです。最高画質にしても3500毎以上も撮れるので、そのまま何年も使えてしまいそうですね。

ちなみにこのI-10にはアクセサリーとしてこれまたレトロなカメラケースのO-CC102というものが発売されていて、こちらも人気のようです。ポケットに入れておくつもりだったので私は購入しませんでしたが、特に女性ならこのケースに入れて首から下げていたらやはり可愛いかもしれません。私のようなオッサンには似合わないこと請け合いですけどね。