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木屋 爪切り

まさに逸品。

私の記憶が正しければ学生時代に渋谷の東急ハンズで購入したので、かれこれもう25年ほど前ということになりますが、何気なく購入した小さな爪切りが私は今でも手放せません。妻も気に入って使用しているのですが、未だに切れ味が落ちず、しっかりした作りと小ささがとても使いやすいのです。それが日本橋木屋の爪切りです。

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この爪切りには大きいものもあって、こちらの方が良いかもしれないと買ってみたのですが、この場合「大は小を兼ねる」とは行きませんでした。湾曲した爪を切るには小さいものの方が小回りが利いて使いやすいのです。単に真っ黒で小さいので凝縮された感じに惹かれて買っただけなのに、その小ささが非常に重要だったわけです。また、25年たっても切れ味がまったく衰える様子がないのも驚きです。買った当初からスパッと気持ちよく切れて、切り口で引っかかるようになることもないのでヤスリも特に必要になりません。

木屋の歴史やWikipediaによると刃物の木屋が創業したのは1792年、実に200年以上も前のことです。それから長らくの間刃物を作り続けているのですから、蓄積された技術があるということなのでしょう。今でも伝統的な手法で作られているというわけではないでしょうが、刃物作りにおける重要なポイントがきっと何かあるに違いありません。

ということなのですが、この製品の素晴らしさに気付いているのは私だけではなく、つい先日TABI LABOで紹介されてしまったのでもともと書くつもりだったこの記事を慌てて書いているようなわけで、おそらく知る人ぞ知る逸品ということなのではないかと思います。そんな素晴らしいものが800円足らずで売られていて良いのかと思いますが、ただ安いものが欲しければそれこそ百均でも買えるのでしょうから、それなりのこだわりがあって買われるものなのでしょう。ただ、これより高いものはいくらでもあるのですが、それらのどこがこの木屋の爪切りより良いのかが気になってしまいます。

Blockhead

改良の余地あり。

Appleの製品を何か購入したことがある人はおそらくご存知だと思いますが、Appleの電源アダプターは電源プラグ部分が各国の仕様に合わせて交換できるようになっており、製品購入時にはアダプターに直接プラグを付けるタイプと、Macbook Proなどではさらにアダプターからプラグまでの間を1.8mのケーブルで延長するタイプのものが同梱されています。これらも自由に変えて使うことができるのですが、この延長ケーブルがかなりしっかりした太いもので取り回しづらく、持ち運びには適さないので私は専ら直接プラグのタイプを使用しています。ちなみにこの延長ケーブルは単品で買うと定価2200円もするようです。

しかし、このプラグの向きが平たいアダプター本体に対してブレードが並行になる形になっているので、壁コンセントに挿した場合に本体が大きく突き出してしまい、邪魔かつ不安定という問題があります。これを解決しようというのがBlockheadという製品で、プラグの向きを90°回転させてアダプター本体に垂直になるようにするものです。こんな製品が最近になってようやく登場したというのが不思議なくらいですが、アイデア製品ということでたかが電源プラグなのに$20となかなかの価格になっています。私はアメリカ出張のついでに購入してきましたが、日本ではフォーカルポイントが代理店となって販売しているようなので普通に購入できるでしょう。

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純正のプラグではちょっと緩い壁コンセントの場合に自重で抜けてしまうという問題が私にとっては一番大きかったのですが、Blockheadを使用すると本体の重心がコンセントに近くなり安定するという効果が期待できそうです。品質はしっかりしているようで、スムーズに装着できてガタツキもありません。

しかし、携行して使用しようとすると実は大きな欠点があります。純正のプラグはブレード部分を折って樹脂部分に格納できるようになっているのですが、Blockheadでは固定されてしまっていてそれができないのです。これは私もうっかりしていたことですが、プラグが他の荷物などで圧迫されて曲がってしまうということは少なくないことなので、気を付けなければいけません。しかもBlockheadでは特に90°横に出ることになってしまうので、アダブターに付けたままにしておくのは難しいかもしれません。結局私は純正プラグを本体に付けておいて、Blockheadは一緒に携行する電源分岐用のケーブルに挿しておいてブレードを保護するということになりそうです。

実は見た目さえ気にしなければ一般的なメガネタイプの電源をそのまま挿すこともできるので、私は自宅の机の上で使う時はカメラの充電器に挿されているメガネプラグを抜いて使ったりもしています。端子がメガネプラグの短い電源ケーブルを使えば同じようなことはできそうな気もしますが、メガネプラグだけでアダプターの重みを支えることはできないので、このような構造が必要で高くなってしまっているのでしょうね。まあ何より見た目はすっきりしていて、かっこいいと感じる人もいるかと思います。

Pebble 2

最新にして最後のPebbleは最高のスマートウォッチでしょうか。

つい最近、fitbitからIonicなるスマートウォッチが発表されましたが、そのfitbitに売却されて消滅してしまったのが私の愛用していたPebbleです。この時点で第2世代のPebble 2とPebble Time 2が発表されていて、Pebble 2はすでに出荷が始まっていましたが、製造は打ち切られ、Time 2の開発は中止されてしまいました。私もPebble Time 2をオーダー済みだったのにキャンセルされてしまって苦い思い出となりましたが、しっかり返金されたので諦めるしかありませんでした。

ところが、Pebble 2はすでにある程度の数製造されていたようで、今でもAmazonなどで購入することができ、もう在庫処分に近い状態になっているのか当初よりもだいぶ安く買うことができるようになっています。ということでちょっと前から気になっていたのですが、先日私のPebble Timeの前面パネルとケースの接着が剥がれてきてしまったので、エイヤッと購入してしまいました。

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このPebble 2はPebble Timeはもちろん、初代Pebbleよりも軽量化されて31.7gとなっており、腕につけた瞬間にその違いが実感できます。実はしばらく初代を使っていたのですが、当初7日間持ったはずのバッテリーも劣化が進んでしまって2日しか持たなくなっていました。それが今度は10日間持つようになったということで、1日経っても残量が90%と大変安心感があります。数日程度の旅行や出張なら充電ケーブルを忘れても大丈夫というのは精神的に楽で、時計ならこうであってほしいものです。

機能として初代から備わっていた電子コンパスはなくなっているのですが、これまでの使用状況から無くなっても全く問題ないと判断しました。代わりに心拍計が追加されており、これも特にフィットネスなどしない私にはちょっと面白いという程度で便利というほどではありませんが、運動する人には良い機能なのでしょうか。まあ、ちょっとは運動した方がいいのかな、という気持ちにはさせられます。また、Timeで追加された歩数計や睡眠分析機能も装備されています。

初代Pebbleの方が全面がポリカーボネートの一体成型で丈夫なように見えますが、Pebble 2はグラスファイバー入りのポリカーボネートのボディにゴリラガラス、裏蓋付きの3ピース構造となっています。Timeの接着が剥がれてしまったのを見た私には少々不安が感じられますが、デザイン的にはスッキリしています。文字盤は初代と解像度も同じモノクロ液晶ですが、視認性は抜群に良いのでカラーよりも時計としては実用的でむしろ好ましく、これぞPebbleと言えます。おまけとしては、Kickstarterで購入してPebble Timeで使用していた充電台TIMEDOCKがそのまま使えるのもとても嬉しい点で、無駄にならなくて良かったです。

では一体何が良くなったのかというと、CPUがTimeと同等に高速になり、メモリ容量が増えた、という非常に地味な内容になっています。しかし、初代Pebbleがそれだけ完成度の高いものであったということなので、あくまで日常において腕時計として使用する上ではこれ以上の機能は必要ありません。私がスマートウォッチに最も求める機能はスマートフォンからの通知なので、その任務を安定して果たしてくれればいうことはありません。ただ、Pebble 2のバイブがちょっと弱くなっているのは少々気になっているのですが…

ちなみにfitbit Ionicですが、Pebbleの技術人の多くは引き継いだものの中心人物はついていかなかったようで、その精神までは引き継ぐことができなかったようです。スマートフォンから独立して機能させようとして$300と中途半端に効果になってしまい、Apple Watchより優れているのはバッテリーの持ちくらいとの酷評です。私は心情的にもともと応援しにくいのですが、ちょっとこのスペックでは厳しいのではないでしょうか。GPSはちょっと欲しいですが、GPSを動作させると10時間しか持たないのではどうしようもありませんね。