TSUTAYAの今週の旧作チャートのトップとなっていたのはThe Bourne Supremacyだったのですが、そのシリーズ前作にあたるThe Bourne Identityの方も観たことがなかったので一緒に借りてきて、昨晩一気に続けて観てしまいました。

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まずは当然、The Bourne Identityの方から観たわけですが、マルセイユ沖で漁船に助けられた主人公はどうしても自分自身のことだけが思い出せないという、ストーリー的に実に都合のいい記憶喪失となり、本人にはわけのわからないまま警察に追われ、命までも狙われることになってしまう、というものです。普通ならすぐに捕まるなり殺されるなりしてしまうのでしょうが、無意識のうちに体躯が反応して相手を叩きのめしてしまったり、鋭い直感が働いて危機を回避してしまいます。そんな感じで各種アクションが盛り沢山の作品ですが、同時にスパイ映画としての一面もあり007シリーズに近い魅力があるかもしれません。

続けて観たThe Bourne Supremacyの方も監督は交代していてちょっと深みが増しているような感じがありますが、面白いところはそのまま引き継いでいるのではないかと思います。前作で恋仲となったヒロインと一緒にインドに潜伏していたところを敵が探りあて、そこで本人は無事に逃げられたものの恋人は殺されてしまう、というところから話は始まります。相変らず自分が誰だかは思い出せていないままなのですが、今度は話が進むにつれ本人にも徐々に知らされることとなります。今作では最初に出てくる恋人以外にはヒロインらしいヒロインはおらず、硬派な展開のまま最後まで進みますが、それがハードボイルドな感じでいいのかもしれません。

どちらの作品も娯楽作品としてはさすがに良くできていて楽しめるのは間違いありません。やはり私が観るにはこういう終わった後でスッキリできるものがいいですね。やはりホラーは私には…