mooまだホリエモンが元気だった昨年の暮れ、livedoor PICSFlickrまんまパクリでびっくりしたと書いたのは随分前のような気がしていますが、そんな見た目だけ真似されてもFlickrに優位性を感じられるのはその周辺にある様々なサードパーティのサービスのせいかもしれません。

たとえば有名なfd’s Flickr ToysではFlickrにアップロードされた写真を素材に様々な加工を加えて遊ぶことができたりして楽しいのですが、先日みたいもん!紹介されていたmooのMiniCardsもかなり魅力的なサービスです。私もこの記事につられてついつい注文してしまったのですが、それが注文から8日経った昨日自宅に届いたのでご紹介したいと思います。
mooのカード
これは簡単に言うとFlickrにアップロードされた写真をカードに印刷して届けてくれるというサービスで、100枚で$19.99という価格は街のDPEショップでプリントするよりも若干安い程度かというところなのですが、mooの面白いところはプリントしてくれるカードにあります。

まず大きさが28mm×70mmという名刺を長辺方向に半分に切ったような極端に細長い形になっています。この細長いスペースにどうレイアウトするかが難しいところで、それによって写真に新しい魅力が生まれるか、あるいはスポイルすることになってしまうのかという腕の見せ所といった感じなのですが、注文時に1枚1枚の写真についてインタラクティブに配置や拡大率を決めることができる非常に優れたインタフェースで試行錯誤することができます。

また、カードは名刺よりも厚みのあるしっかりした紙が使われていて、表面はマットながらなかなか質感があります。裏面にはFlickrのロゴの上に自分のアイコンと、6行の文字を自由に入れることができます。使い方は色々考えられるかと思いますが、プライベートな名刺代わりに使うというのが一般的なのではないかということで、私は自分の名前とメールアドレスやURLを入れておきました。といっても今まで会社の名刺しか持っていませんでしたし、あまり私用で名刺が欲しいと思ったこともなかったのですが…まあ、相手に合わせてその場で写真を選んで渡すなんていうのもいいかもしれませんね。

とまあ私もそこそこ満足はしたのですが、どう使うかというところがセンスのある人でないと難しいかもしれません。写真を見せたいというのであれば普通のプリントの方が圧倒的に綺麗で見栄えがしますから、それとは全く違う使い方になるでしょう。本当につくづくセンスを要求されるサービスだことです。ちなみに10月15日までは$4.99の送料が無料になるということなので興味のある方は急いで…ってもう明後日ですね。