Tomb RaiderこんなところにもIlluminatiが出てくるとは…

Angelina Jolieといえば先日観た「ウォンテッド」でも活躍していた、今一番アクション映画で客を呼べる女優の一人ですが、そんなAngelinaがアクションスタートして名を上げたのは今回観た「トゥームレイダー」でした。

トゥームレイダー「ウォンテッド」公開記念スペシャル・プライス版 (初回限定生産)
監督:サイモン・ウエスト
ジェネオン エンタテインメント (2008/09/10)
ISBN/ASIN:B001B4LQJI

この作品は同名のゲームを映画化したものということで、私はタカをくくってみていなかったのですが、義妹と「ウォンテッド」の話をしていたときに「私は結構面白かった」と言うのでそれなら観てみようと思ったのでした。またやはりAngelinaを語る上では押さえておくべき作品であるのは間違いありませんし、基本的にアドベンチャー映画は好きですから余程酷いものでなければそれなりに楽しめるはずです。

ということで観てみた結果どうだったかといえば、今一つ盛り上がりには欠けるもののロケには金がかかっていそうですし、仕掛けもなかなか凝っていてまあまあではないでしょうか。おそらく盛り上がらないのはBGMが効果的に使われていないせいではないかと思われるので、ここに壮大なオーケストレーションが加わればますます良かったかもしれません。

ストーリーそのものにはそれほど意味があると思えませんが、考古学的宝探し系とでもいうか、「インディ・ジョーンズ」を現代の若い女性がやっているような感じでしょうか。簡単に言えば、なぜか銃器や格闘技の使い手であり考古学に関心を持つ富豪の娘が、考古学者の父が残した手がかりを元に全能の力を得ようと企む者を阻み世界を破滅から救う、といったところです。

この主人公の女性こそがゲームの主人公、プレイヤーが操っていたLara Croftというキャラクターで、映画ではAngelina Jolieがゲームそのままの衣装とアクションで魅せてくれます。もともとゲームの枠を超えて人気のあったキャラクターであっただけに、下手をすれば大ブーイングを浴びてしまったところでしょうが、結果的には大成功、Angelinaにとって大出世作となったわけです。

また日本では来年1月に「慰めの報酬」の公開を控えるJames BondことDaniel CraigがLaraの同業者で元恋人のAlex West役出てているのにはちょっと驚きました。まあどうと言うことはありませんが、当時この人が007になると思っている人はいなかったでしょうね。

全体的にはあまり期待しすぎなければそこそこ楽しめるのではないかといった感じです。この調子なら続編の方も…というか、実は既に借りてきてあるので観るつもりなのですが、ちょっと心配なのは3作目というのがないことです。それが予定通りとか、Angelinaのギャラが高騰してしまったからということで、2作目で失敗したからということでなければいいのですが…