Michelin過信は禁物ですが、違いは歴然。

一時期は毎年10回以上もゲレンデに通っていた私がスノーボードからめっきり遠ざかってしまった原因の一つには、自分の車で行けなくなったから、ということがあります。もちろん最大の原因は運動不足による体力の低下であることは間違いなく、それに次いで経済的な問題などが挙げられますが、やはり自分の車で行けるかどうかということは手軽さの上で大きな違いとなります。

なぜ自分の車では行けなくなったのかというのは、2台続けてハイパワーな車を買ってしまったからで、扁平率が45%や50%というようなタイヤを標準装着していたために、これに合うような扁平なスタッドレスタイヤは高くて買えなかったのと、またタイヤとフェンダーとの間の空間が狭くてタイヤチェーンも装着できなかったからということです。しかし今乗っているのはホンダEdixというミニバンで、履いているタイヤはいたって普通の195/65R15というサイズなのでスタッドレスも手の出せない値段ではありません。それでも年に1,2日降るかどうかという雪の少ないところに住んでいるので普通に暮らしている分にはスタッドレスなど必需品というわけでもないので、贅沢な気がして買わずにいたのでした。

しかし、年末年始の帰省の度に関ヶ原などの降雪状況にビクビクして、万一チェーン規制にでもなろうものなら立ち往生だというのを運だけですり抜けるのはもうやめたい、ということと、子供もスキーに行きたがっていることだしということで踏ん切りを付けてスタッドレスタイヤを購入することにしました。ちょうど先週末に近所のスーパーオートバックスで6周年記念だかの安売りをやっていて、15%引きのタイムサービスというのがあったのでそれを狙ってみました。

あらかじめ調べてみると、スタッドレスの性能はブリジストンがずば抜けているということだったのですが、ミシュランもそれに肉薄してきているということだったので、何となくトップランナーは避けてしまう天の邪鬼な性格の私にはこちらの方が向いていそうです。

店頭には昨シーズンモデルも特売で置かれていて、値札では2万円ほどの差がありちょっとグラッと来てしまうものがありました。しかし、話を聞いてみるとミシュランのものと耐久性で1シーズン分ほどの差があり、また舗装路では乗ってわかるほどの違いがあるということだったので、15%+αの値引きで1万円少々の差でしかないならとミシュランのX-ICE XI2というモデルを購入しました。

さすがに今からスタッドレスを装着するのは気が早すぎるので、持参したホイールに組み付けて貰っただけでまたトランクに積んで帰ったのですが、これを自分で付け替えるのがまた面倒ですね…というより、荷物がいっぱいの自宅マンションのトランクルームから出し入れするのが一番面倒です。車が重いだけにジャッキアップも大変ですし、スタッドも5本なのでこれまでの2割り増し…

まあそれはともかく、せっかく大枚はたいて購入したので、早く活躍の時がやってきて欲しいような気もしますが、役に立たないで済むならその方が実は楽ですよね。雪国に住む人以外には万一のための保険のようなものですから、スタッドレスタイヤの性能というのはドライ路面での操縦性や耐久性の方が重要という、若干矛盾したようなことになっているようです。