私の職場事業所の情報システム関係はなぜかMicrosoftべったりなのですが、外部へのHTTP接続ProxyにもMicrosoft Proxy Serverというのを使用しているようです(サーバのメッセージがそう言っているだけで、実際にそうだという文書等は見たわけではないので断定できませんが)。

で、このProxyの一番の問題はNTLM認証を必要とするということで、これは事実上IEコンポーネントを使用するアプリケーション以外は外部に接続できないということになってしまいます(最近のMozillaではNTLM認証をサポートしているようなので問題ありませんが)。

私の職場では特に認められたもの以外のソフトウェアを勝手にPCにインストールすることが禁じられていて、WebブラウザはIEのみが認められているという状況なので、Webブラウジングについては特に問題が生じないという認識なのでしょうが、PerlでCPANにアクセスしたい、という時や、w3mwgetを使いたいという時に困っていました。そういう人は私くらいなので、システム屋には全く埒外だったのでしょうから仕方ありませんが。

そういう風に困ったときは自分で何とかするしかない、ということでGoogle先生訊いてみたところ、ともちゃ日記 -大学などでのアレゲな私生活?!というページからNTLM Authorization Proxy Serverを教えてもらえたので、さっそくインストール(解凍するだけ)して起動してみました。

Pythonが動く環境でないと使用できませんが、Cygwin上でも全く問題なく動作しています。当然Linuxや*BSD、Mac OS Xなどでも支障なく使用することができるでしょう。CPANへのアクセスや、w3mやwgetが正常に動作する様にはちょっとした感動すら覚えました。Windows用のバッチファイルもあるので、コマンドラインでなくても起動できそうですし、スタートアップに入れてしまえば全く意識することなく使うこともできるでしょう。

ということで、ちょっとクラッキング気味のような気もしますが、特に悪いことをするわけでもないので構わないでしょう…とはいえ、Authorization Proxy ServerはUser AgentをIEと偽装する(任意に変えられます)ので、システム屋には気付かれないような…

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