Ann Arbor Restaurant Weekエンゲル係数上昇中。

今日は子供達の通っている日本語補習校の運動会があり、薄曇りながら時折陽が射すという程よい天候のもと無事に終了したのですが、一方現地校の方は昨日が学年最後の日で、今日からは9月初めまでの長い長い2ヶ月半もの夏休みに突入してしまいました。地域によって数週間の前後はあるようですが、アメリカではこの長さが標準的なようです。学年の間の休みなので日本の学校の夏休みのように宿題が出るわけでもなく、その間どのように過ごすのかはそれぞれの家庭次第ということになりますが、一週間単位で様々な内容のサマーキャンプが色々なところで行われていますので、それらのいくつかに参加するというのがひとつの過ごし方になります。なお、キャンプといってもいわゆるキャンピングとは無関係なものが多く、宿泊しないものの方が多く、また野外活動だけではなく勉強やスポーツなどその内容は様々です。

さて、昨日はそんな子供達にとっての一つの区切りの日であったのと同時に、私たち夫婦にとっての結婚記念日でもありました。傍目に見てどうかはわかりませんが、決して仲睦まじくというわけにはいかないものの、なんとかこれまで大きな問題にも遭わず一緒にやって来れたということで、やはり大事にしたい記念日です。

また奇しくも昨日は私たちの住むAnn Arborの町で行われるAnn Arbor Restaurant Weekというイベントの最終日でもありました。このイベントは、Ann Arbor市内の協賛レストランで一律ランチ$15、ディナー$28という価格で普段よりもちょっとお得なメニューを提供して食を楽しんでもらおう、というもので、今年は56件のレストランが参加し、それぞれに特色ある特別メニューを提供していました。この値段だとちょっと高級なレストランばかりなのではと思いがちですが、二人分でこの値段、というところもあるので、庶民的なお店も含まれています。

このようにいろいろな理由が重なっていたのですが、さらにこちらのブログに背中を押されて、以前から行きたいと思っていたタイ料理のレストラン、Marnee Thai Restaurantというお店に家族で食事に行ってきました。タイ料理というのはアメリカでは非常にポピュラーで、Ann Arborだけでも何軒かあり私もよく食べに行きますが、こちらは評判が高いのでぜひ行ってみたいと思っていたのでした。念のため前日にOpenTableで予約を入れておいたのですが、これは正解だったようで行った時には満席でした。特にRestaurant Weekのせいでもあるかとは思いますが、OpenTableは非常に便利なので使える時には使っておくべきですね。

私たち夫婦はRestaurant Week MenuからCrispy chicken wings, Green curry, Garlic asparagus, Mango ice creamというコースにしましたが、それぞれ量がたっぷりあるので大人二人にも食べきれないほどで、これで$28というのはやはり割安だと思います。しかし家族4人でこれだけというわけにもいかないので、子供達はそれぞれDrunken noodleとMarnee Thai fried riceというのを頼みました。味の方もどれもそれぞれ素晴らしく、ハズレは一切ありませんでした。実はアメリカのタイ料理というのはアメリカ人の口に合わせて甘いものが多いのですが、こちらのものはそんなこともありませんでした。ということで非常に満足して帰って来ましたが、また食べきれなかった分は一部持ち帰って今晩の夕食でもいただきさらに満足です。

Restaurant Weekは日曜日から金曜日までなので日曜日を逃してしまうと楽しむことができず、私は今回が初めてだったのですが、同じく今年が初めてだった妻はこの6日間のうちに計4回もいろいろな人と楽しんできたようです。まあそうして気になっていたレストランに行ってみるきっかけが出来るというのはレストランにとっても客にとってもいい機会ですね。来年はまた何度か楽しめるといいのですが、そう行ってないで気になっている店はどんどん開拓してみるべきですね。Ann Arborは決して大きな街ではありませんが、ミシガン大のおかげで文化的には非常に豊かです。Film Festivalは終わりましたが、他にもSummer FestivalArt Fairなどいろいろなイベントが目白押しなので、できるだけ堪能したいと思っています。