Pokémon GOポケモンはよく知らないのですが。

今日から3日前、7月22日の日本でのリリース直後から爆発的なブームとなっているPokémon GOですが、「車運転中にポケモンGO」というようなニュースもあり社会現象から早くも社会問題へとなりつつあるのではないでしょうか。これは日本より先に公開されている欧米でも同じように問題になっていることですが、ほかにも私有地に無断で踏み入る人がいたり、ポケモンでおびき出して強盗する輩がいたりするようで、日本でのリリース前から内閣サイバーセキュリティセンターが「内閣サイバーセキュリティセンターからポケモントレーナーのみんなへおねがい♪」(PDF) という注意喚起が行われています。ちなみにこのタイトルは子供向けっぽいものですが、Pokémon Goの対象年齢は13歳以上となっていますし、本文には振り仮名もなく内容的には中高生を対象にしたもののようです。
Pokémon GO
このPokémon GOはGoogleからスピンアウトした、Ingressの開発元であるNiantic Labsと、株式会社ポケモンとの共同開発ということになっています。Niantic LabsのAR (拡張現実)技術を応用したもので、Ingressと同様にGPSによる実際の位置情報や地図と連動し、目の前に本当にポケモンが登場するように見せているところが新しく、受けているところでしょう。

現実世界を歩きまわってポケモンを捕まえて、集めて育てたポケモンを使ってジムでバトルをする、というのがこのゲームの内容となります。バトルに勝つとジムは自分のチームのものになりますが、今のところIngressのような陣取りゲームの要素はないようで、あくまでポケモンを集めて育てるという部分が主要なものとなっているのでしょう。

私は日本でのサービスが始まる前にアメリカのiTunes Storeアカウントでインストールしていたのですが、日本でのリリースはだいぶ遅れそうだという話もあったので一旦アンインストールしてしまっていました。その後予想していたよりは早く日本にも展開されましたが、あとから流行に乗るのが嫌いなので醒めた目で見ていて、


なんてことを言っていたのですが、この時には一回アンインストールした後でした。しかし、出張から帰ってきてみると自宅マンション隣の公園にアイテムを入手できるポケストップがあり、家の中からでもアクセスできるというので、とりあえず批判するのは触ってみてからにしよう、と再度インストールしてみました。なお、今日は家で休養していたのですが、そのポケストップのおかげで家から一歩も出ること無く、というどころか自分の机を離れることなくレベル6にまで到達してしまいました。しかし、果たしてそれは楽しいのかと聞かれるとさあどうでしょうか。

このゲームはIngressのようにバッテーリーを著しく消費するので、長時間楽しむためにはモバイルバッテリーが必要と言われています。また、入手した卵を孵すためには卵によって2km、5km、10kmの距離を歩かないといけないのですが、歩くスピードでないといけないというのでアメリカ人も歩くようになった、などという話もありました。私は片道2.5kmの通勤を利用して孵してみようかと思っていますが、さすがにオジサンが歩きながらゲームをしていてはカッコも悪いので、途中でポケモンを見つけたりしても捕まえたりはしないつもりです。

しかしこれだけ勢い良く広まると飽きられるのも早いのではないかと要らぬ心配をしてしまいますが、どの程度続くでしょうか。今はアプリとしては少々荒削りな感じなので、この人気で開発が加速されることを期待します。また、歩きスマホもそうですが、車や自転車の運転中の使用は絶対にやめましょう。今後なにか大きな問題が起きてしまわないことを祈りたいものです。