MINI一年たっても不満らしい不満はありません。

昨年10月に我が家にMINIがやってきてからほぼ一年が経過しました。毎月1回以上は1人で長距離ドライブに出かけているせいで、この1年間での走行距離は18000kmを超えてしまい、このままではあっという間に10万キロに達してしまいそうなので、長く乗るためにはちょっとペースを落とさないといけないかもしれません。しかし、買い物程度のちょっとした距離でも運転がとても楽しくて、週末のドライブを励みに働いているような感じなのでペースダウンするのも簡単ではありません。

それはさておき、ディーラーからも法定12ヶ月点検の案内も届いたので、私のMINIも整備を受けることにしました。最近の車では珍しくないと思いますが、MINIもエンジンを始動したときに10秒ほどの間だけメーターパネルに整備までの距離の目安が表示されるようになっています。この表示が最初は14000kmほどだったように思うのですが、当初の距離を過ぎても0にはならず、最終的には17000kmを過ぎてようやく0になったというのは車に優しい乗り方だったということでしょうか。最終的に入庫した今日の時点では-1000kmという表示になっています。

しかし驚きなのは、その間エンジンオイルの交換や継ぎ足しは一切せずに何の問題もなかったということです。オンボードコンピューターでオイルの量や状態も知ることができるようになっているのですが、その表示はずっと正常値のままでした。昔乗っていたVW Golf IIではたまたまガソリンスタンドでオイルゲージを見てもらったら「ほとんど入ってないよ!」と言われて慌てて交換したことがありますが、そんな風にオイルが減ることも、危なくなってから気づくというようなこともなくて安心して乗れるのは非常にいいことです。

また、一般的に輸入車といえば故障が多いというイメージがあるかと思いますが、私のMINIに関しては故障といえるようなものは一切なく、いたって快調です。上記とは別のGolf III VR6は小さなエンジンルームに無理やり押し込んだ大きくて特殊なエンジンのせいもあってトラブルが絶えず、年に何ヶ月もディーラーにあるというような有様でした。それを経験してある程度覚悟できている私にとっては本当に拍子抜けするくらいですが、問題がないならもちろんその方がいいに決まっています。
記念品にいただいたモデルカー
不満というのも強いて言えば時計がGPSに同期していなくて数ヶ月に1分くらいずれるとか、1年間に数回iPodが接続できなくなったことがあるとか、カーナビの地図が古くて載っていない道が結構あるというようなことくらい…全てナビ関係のことですが、車としてのMINIの品質には非の打ち所がありません。まあ、欧州車は電気系統が弱いと言われてきましたが、それはヨーロッパ系の部品メーカーの品質に寄るところも大きく、最近は日本製の部品も数多く使われるようになって全体的な品質が上がっているということもあるのではないでしょうか。欧米人だって壊れないならその方が嬉しいのは当然ですからね。

ちなみに今回の整備費用は車両購入時に加入したメンテナンスパッケージに含まれているので、支払いはありませんでした。総額で考えて得なのかどうかは怪しいものですが、費用を気にして整備を遅らせたせいで問題が大きくなるなんてことになるよりはいいでしょうね。とはいえ、とりあえず今回はブレーキパッドやタイヤ、バッテリーも大丈夫でしたが、次回は何か交換が必要かもしれないので出費を覚悟して置かなければいけません。