AVOIN colorlife語るほどのものではありませんが。

周りから見たらあまり信じられないかもしれませんが、私はアメリカにいた4年弱の間にだいぶ増えてしまった体重を少しでも減らしたい、ということもあって緩やかなダイエットを心掛け程度にしています。その一環として、清涼飲料水というのは驚くほどカロリーが高いので、仕事中にできるだけそういったものを飲まずに済むようにと、毎朝家で淹れるアイスコーヒーと、浄水器の水を水筒に入れて職場に持っていくようにしています。

つい先日までは、昨年秋の出張時に購入したMOBOTというブランドの40oz (1.2L弱)入るBig Berthaという大きめで非常に厳ついものを使用していたのですが、ある日いつも通り水を入れて通勤していると、バックパックを背負っている背中の下の方が濡れてきたのに気づきました。慌ててカバンを開けてみると中がビショビショになっており、水筒を出してひっくり返してみると蓋の辺りからポタポタと水が垂れてきました。よく見ると、どうも飲み口を閉じたときに通気口を塞ぐパッキンのようなものが無くなっているようで、それがないとその通気口から漏れてきてしまうのです。何かの拍子に外れてしまったらしく、妻に聞いてもそのようなものは落ちていなかったということで、この水筒はあえなくゴミとなってしまいました。他のものが壊れるようなことはなかったのは不幸中の幸いですが、$46ほどで購入しているのにわずか8ヶ月ほどで捨てる羽目になるとは高くつきました。

そのまま水筒がないと職場の自販機や近くのコンビニで毎日飲み物を買うことになってしまい、その代金も積もり積もるとばかにならないので、急いでAmazonで探して注文したのがAVOIN colorlifeというブランドのプラスチック製スポーツボトルというものです。

プラスチック製で1Lのものが1999円というのは割と高いのではないか、もっと安いものもあるのではないかと思いますが、すりガラス風の加工になっていて見た目はオシャレで高級感があるので、なんとなく持っていて満足感があります。手で持った感じもサラサラしていて涼しげです。色はピンク、ブルー、シルバーグレイの3種類がありますが、私が選んだシルバーグレイは落ち着いていてとても良い感じです。

製品が入っていた箱の横の説明には「商品素材:Eastman Tritan (アメリカ製)」と誇らしげに書いてあるのですが、普通は材料の生産地なんて表示しませんよね。そして箱の底にはResponsibly Made in Chinaと書かれていて、正真正銘の中国製であるようです。ただし、だからといって中国製が粗悪だなんていうことはもうないと思いますので、もっと自信を持って表示しても良いのではないかという気もします。ただ人口が多いせいもあって品質がピンからキリまであるというだけのことのはずですが、やはりマーケティング的にはこの方が良いのでしょうか。実際に製品を手にして使ってみた私としては、今のところ何の不満もありません。

このAVOIN colorlifeというブランドは中国企業のもののようですが、この他にもデザイン性の高いウォーターボトルをいろいろ取り揃えているようです。その多くが洗練されたデザインでなかなか魅力的ですが、価格もそれなりに高いので、やはり中国のものだから安かろう悪かろうだなんていう先入観はもう捨てるべきなのではないでしょうか。ちなみに今回の製品、定価は3999円で50% OFFということになっていますが、そんな定価はあってないようなものだと思うので、中国企業の側もこういうことはやめるべきでしょうね。