胃検査自体は問題なく。

先日急性胃炎を経験してから3ヶ月ほどが経ちましたが、胃薬を飲んで一週間ほど胃をいたわってやったところ治ったようで、その後は特に調子が悪くなることもなく元通りの生活を続けています。しかし、この時ある友人に厳しく言われてしまったということもあり、またこれまでに一度も受診したことがなかったので、内視鏡検査、いわゆる胃カメラでの検査をかかりつけの内科医にお願いして、今朝体験してきました。

一般の診察を始める前にやっているようで朝一番の検査となりますが、前日の夕食は7時までにできるだけ消化の良いものを摂り、その後は何も食べないようにということだったのですが、前日は仕事納めだったということもあり、職場のメンバーで年内で閉店してしまうカレー店に行ってしまいました。食べ終わったのはちょうど7時頃だったので問題はないと思いながら、牛すじカレーを食べてしまったことに若干の後悔がありました。

処置室に入ると最初に薄いポカリスエットのようなものを飲まされたあとで2種類の点鼻薬を差され、その後喉にスプレーされてからさらに点鼻薬、と何種類もの薬を差されましたが、いちいち説明はなかったのでなんの薬なのかはわかりません。ただ、鼻の穴が広がって息が通りやすくなったのと、喉の感覚が麻痺してきたのは自覚できたので、おそらくそのような薬だったのでしょう。そして横向きに寝かせられて待っていると、医師がおもむろに鼻から長い管のようなものを差し込み始めましたが、薬のおかげで特に不快な感覚はなく、ただ管を押し込まれた時に鼻の滑りが悪くなって頭が押されてしまうことがあるのが気になっただけでした。

麻酔はお願いしなかったので意識ははっきりしており、検査の間私もモニターを見ていたのですが、その画像はかなり鮮明でした。富士フイルム製のシステムを使用していましたが、昔のファイバースコープを直接覗いていたようなものとは医師や患者の負担も違うでしょうし、診断の確からしさも相当違うでしょうね。見ていた感じでは胃や十二指腸の内壁が想像していたよりもきれいなピンク色だったのが印象的でした。

また、スコープの横から細い管を差し込んで何やら青い薬液を注入したり吸い出したり、鉗子を差し込んで組織を取ったりできるというのもなかなかすごいことで、そんなものが鼻から出入りしてしまうということが驚きです。結局私は食道からの入り口と十二指腸への出口の近くに炎症が見られたので、1か所で組織を取って検査することになりました。

検査は10分少々で終わったと思いますが、組織を取って胃壁を傷つけたためということで、その後生まれて初めての点滴も経験してしまいました。ベッドに横になって腕に針を刺されただけですが、チューブを通って何やら黄色い液体が血液に入れられていると思うと妙な感じでした。点滴液が無くなったら空気が血管に入ってしまうのでは…などという余計な心配もしてしまいましたが、血圧というものもあるのでそんなことは怒らないのですね。そんな危なっかしいものだったら寝かせたまま放置したりはしないでしょうが。

ということで検査自体は何事もなく終わりましたが、今日一日はおかゆやうどんなど消化の良いものを食べるように言われました。また、結果の方は何か問題が見つかれば連絡するけれども、特に無ければ次の診察のときでいい、ということでした。今日は問題があったともなかったとも言いませんでしたが、何か気になることがあればさすがに言ってくれるはずですよね。まあとりあえずおとなしく結果を待つしかありませんが、何もないとはっきり分かればしばらくは安心できそうです。いずれにしても受けて良かったということになるでしょう。