オチがちょっと寂しい?
🏹

Amazon Prime Videoは結構頻繁に対象作品が変わるので、こまめにチェックしているとちょっと観たかった作品が対象になっていたりします。先日も何気なく確認してみるとまた対象が変わっていて、「トゥームレイダー」シリーズのリブート作品である「トゥームレイダー ファースト・ミッション」がPrime対象に加わっていました。この作品は今年3月に公開されたものなので、1年も経たずにPrime対象になってしまうというのは嬉しい反面、製作側の気持ちも考えてしまって少々複雑な思いになってしまいます。まあAmazonもそれなりの金額で権利を購入しているでしょうから、悪いことではないのでしょうが。

トゥームレイダー ファーストミッション(字幕版)
(2018-07-25)
売り上げランキング: 14,762

トゥームレイダー」といえば1996年に発売された第1作に始まる3Dアクションアドベンチャーゲームのシリーズですが、これまでになんと17作も発売されているようです。最初はポリゴン丸出しでそれをプレイヤーが想像力で補完するようなグラフィックスだったものが、最近のものでは実写とも見紛うほどの美しいものになっていますが、本シリーズこそが3Dアクションゲームの先駆けでした。なお、本作は邪馬台国の女王、卑弥呼の伝説をもとにしたものになっていますが、この設定は2013年に発売されたリブート作品のゲームの設定のようです。

今回、主人公のLara Croftを演じているのは「エクス・マキナ」や「リリーのすべて」、「ジェイソン・ボーン」に出演しているAlicia Vikanderです。前のシリーズはAngelina Jolieのはまり役ということでAngieの評価を高めることになったようですが、少々謎めいていてワイルドな雰囲気があったように思います。それに対して本作のAliciaは北欧系の端正な顔つきであるせいかやや上品な感じになってしまっていますが、Lara Croftの最初の冒険ということであればこれでいいのかもしれません。ここから様々な経験を積み重ねて強い女性になっていくということなのでしょう。

実は本作はあまり評価が高くないのですが、私はそんなに悪くないのではないかと思いました。特に、洞窟内に入ってからは往年の「インディ・ジョーンズ」のような演出もあってなかなか楽しめました。しかし、終わり方はいかにもシリーズ化しそうなものになっていましたが、今回の興行成績ではそれも難しいでしょうか。期待は高かったので初動は良かったようなのですが、日本ではプロモーションが弱かったような気もしないではありません。