ローテクでも有効です。
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COVID-19の影響で外出が減ったことで「コロナ太り」をしてしまったという人も少なくないようですが、平常時は会社まで徒歩で通勤していた私も在宅勤務中心になったことでその危険性は大いにありました。しかし、在宅勤務を始めたのとほぼ同時に終業後の散歩というかウォーキングを習慣化したので、出社時と同じ程度の歩数を歩くことができており、体重の増加もなんとか抑えることができています。

ただ、この夏の間の炎天下はただ歩くのも危険で、夕方とはいえまだ日が照っている時間帯はなるべく日陰が多くなるようなコースを選んで歩いていました。ここで最近になってようやく気づいたのですが、日差しがきついなら日傘を差せば楽になるのではないか、ということで早速買ってみることにしました。

私の妻も以前から外を歩くときには日傘を常用していてそれを見ていたのですが、これは日焼けをしたくないからだろうと思いこんでいたのでした。しかし、日陰に入れば楽になるのだから、日傘でも同じような効果は得られるはずで、それはまさしく事実でした。実際に強い日差しの日に日傘を差してみると、遥かに楽になります。

ただ、どうしてもなれないせいか人目を気にしてしまう自分がいます。しかし、もともと日本には男性が日傘を差す文化があったものの、江戸時代や太平洋戦争中に贅沢として禁じられてしまったという経緯があるようです。この辺はあまり確かな出典元がないのですが、男性が日傘を差すことがおかしいということは特にないはずで、仮に今までおかしいものとされていたとしてもこれだけ気候が変化しているのだから習慣の方を変えてもいいはずです。

また、私は晴雨兼用の日傘を購入したのですが、これは日傘として使用するときに雨傘とは違う物理的な問題が一つあるということに気づきました。それは風の強い日のことで、雨傘の場合は雨も風に乗って降り掛かってくるので傘を風上に向ければ良いのですが、日傘の場合はあくまで太陽の方に向けなければならず、傘の内側に風が当たるような方向になってしまうことがあり、傘の構造的に強くないため反対側に反ってしまうことがあるのです。晴天時専用の日傘であれば風を逃がすような構造にできるはずなので、兼用というのは良いことばかりではなかったようです。

とはいえ、それ以外には特段の問題はなく、非常に軽量コンパクトで私がこれまで持ち歩いていた折りたたみ傘より小さく軽いので、小さなかばんにも収まり荷物になりません。普段から持ち歩くことができないと使う機会もなくなってしまいますから、これは重要なポイントですね。またいざというときには雨傘として使えるというのも良いですが、さすがに雨傘としては小さいのでゲリラ豪雨には耐えられそうになく、あくまで一時しのぎですね。