関東以東の高速道路を管轄するNEXCO東日本が4月22日の中期経営計画の発表の中で、スマートフォン向けの音声アプリ「ドラコ」のリリースに伴いハイウェイラジオのサービスを順次終了することを明らかにしました。

車を運転する人ならハイウェイラジオについては改めて説明するまでもないと思いますが、高速道路の特定の区間で、道路に沿って敷設された漏洩同軸ケーブルなどのアンテナから道路交通情報をラジオの音声で発信しているもので、道路上の情報版などとともに事故や渋滞などの情報を事前に得るために活用されていました。しかし、カーナビなどではVICSの情報を画面表示できたり、スマートフォンをナビとして使う場合には道路情報も一緒に得ることができたりするので、最近はハイウェイラジオの需要も減ってきていたのでしょう。廃止の流れは時代の変化に沿ったもので、仕方のないことです。

一方、今年度関東エリアから運用を開始するというアプリ「ドラコ」については、走行位置と進行方向に沿った情報を音声で提供するというもので、運転中のスマホ操作の厳罰化に対応して音声での操作に対応しているということですが、あらかじめアプリを起動しておく必要はあると思います。しかし、高速道路に入る前に事前にこのアプリを起動しておいて、運転している間もそのままにしておくというのは、ちょっと無理があるのではないかという気がします。たまに情報を読み上げるだけのアプリを常に起動しておくくらいなら、Googleマップでも立ち上げておいたほうがよほど有益ではないでしょうか。

まだほとんど情報の公開されていないアプリなので、今の時点で評価するのはフェアではないし、まったく正確でもないと思いますが、私の正直な印象としてうまくいくような気がしません。開発に携わっている人には申し訳ありませんが、ハイウェイラジオ廃止の代替として用意されただけの存在に見えてしまいます。東日本だけのサービスというのも問題がありますよね。そもそも民営化にあたって分割する意味があったのかということでもなるのですが。