GMOインターネットグループ、在宅勤務の推奨を廃止

コロナ禍の緊急事態宣言をきっかけに日本でも一気に広まった在宅勤務制度ですが、皆さんの勤務先などではどのような状況でしょうか。職種にもよるでしょうが、ソフトウェアエンジニアの間では今でも適用されているところが比較的多いのではないでしょうか。私の勤務先ではたまたまコロナ禍が始まる数か月前に制度が作られていたのでスムーズに適用が進んだのですが、最近は会社が段階的に出社率を上げようとしてきており、現在は出社率8割以上というのが目安となっています。つまり在宅勤務は週に1日だけにしろということなのですが、そんな中途半端に在宅にしても逆に非効率ではないかと思っています。これはあくまで「目安」ということなので、私は以前と変わらずできるだけ在宅で、打ち合わせや来客など必要な時だけ出社するというわがままを言わせてもらっています。

それはさておき、J-CASTニュースに「GMOグループが「在宅勤務を完全廃止」表明 代表は「トータルで在宅勤務はマイナス」主張」という記事が掲載されています。GMOインターネットグループコロナ禍以来6年半続けていた「グループとしての推奨」を完全廃止した、とのことです。見出しでは「在宅勤務を完全廃止」となっていますが、本文では「推奨を廃止」となっており、在宅勤務制度自体がなくなったわけではないようにも読め、書かれているとおり「出社しての勤務を原則」ということのようです。あえて衝撃的な見出しにしたのでしょうが、少々ミスリーディングですね。

この変更の根拠となっているのは「時間当たりのPCタイピング数は確実に減少」ということなのですが、この会社ではタイピングが監視されているのでしょうか。また、タイピング数で生産性を判断しているということに違和感を覚える人も少なくないようですが、熊谷代表自身も「GMO代表・熊谷正寿「2カ月で10万行コード書いた」トップ自ら“使ってなんぼ”を地で行く理由」という記事では音声入力のみで10万行のコードを書いて5000万円相当の開発を行ったというようなことを言っていて、「全員のデスクにマイクを設置して、音声入力を徹底させている」そうなのでタイピング数が減るのは当然で、だいぶ矛盾があるように思えます。

これに対してさくらインターネット田中社長は「ネット企業なのに在宅勤務を廃止する会社が続出していますが、さくらインターネットは、あくまでもフルリモートは廃止しません」としており、インターネットの企業なのにというのは「確かに」と思ってしまいましたが、GoogleMetaなども出社日数を増やそうとしているようなので、考え方の違いはあるのだろうと思います。ただ、GoogleやMeta並みの待遇であれば会社の言うことも聞こうかという気にもなれますが、そうでなければ「GoogleはGoogle、ウチはウチ」という話でしかありませんね。

なお、私はかなり環境に投資したこともあり、明らかに在宅勤務の方が仕事がしやすいので在宅を選んでいて、「会社のモニターを大きくしてくれたら出社する」などと上司に言ったりもしているのですが、在宅だと堂々とサボっている人がいるようなのも事実ですね。すでに退職した元同僚もよくゲームをしていたと白状していましたし…