ニチレイのシステム障害

冷凍食品大手として知られ、冷蔵倉庫業でも国内最大手のニチレイという会社ですが、同社で7月13日にシステム障害が発生していて、冷蔵倉庫の入出庫業務と冷凍食品の出荷業務に影響が生じているとのことです。障害の原因は「サイバー攻撃」とされていますが、それがランサムウェアなのか、それ以外のものなのか、どういう種類の攻撃なのかという詳細は現時点では公開されていません。

この障害の影響は他社にも及んでいて、日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)からは「物流委託先のシステム障害に伴う一部店舗の営業への影響について(7月15日更新)」というニュースリリースが出されており、KFCはニチレイに食材の配送を委託していたために「商品の一部品切れ、販売メニューの制限、営業時間の短縮、また食材の在庫状況により営業を休止する可能性」という影響を受けています。またオンライン注文も一時停止とのことで、なかなか深刻な状況のようです。なお、KFCの製品がニチレイの冷凍食品を利用しているのだと勘違いしている人もいるようですが、あくまで配送を委託しているだけです。

本件とは別に、最近ランサムウェアなどによる被害を受けている企業がいくつか報じられていますが、これも本当に困ったものです。国際犯罪ということもあって取り締まるのも難しいでしょうし、被害を未然に防ぐための防御にも限界があり、相手に上手を取られてしまうということもあるのではないでしょうか。ランサムウェアはそれが商売として成り立たないように身代金を払わないことが重要な対策のはずですが、実際に被害に遭うと、それが他の人をまた危険にさらす行為であるにもかかわらず、自社の事業を一刻も早く復旧させたいという思いから、支払ってしまうこともあるのでしょう。

ニチレイの件については今後また情報が更新されることと思いますが、同社の被害ができるだけ軽微なものに収まることを願いたいものです。KFCをはじめとする取引先への影響についても、できるだけ早く解消されることを願うばかりです。