7月17日は世界絵文字デーでした。なぜ7月17日なのかというと、Appleのカレンダーを表す絵文字📅の日付が7月17日になっているから、というちょっと洒落た理由とのことです。この日付は実際にはAppleのiCalというカレンダーアプリが最初に発表された日に由来しているとのことなのですが、絵文字の世界的な普及に果たしたAppleの役割は非常に大きいので、Appleに由来したものであることは大目に見ることにしましょう。
絵文字が日本発祥のものであることを疑う日本人はいないと思いますが、英語圏などではemojiという単語がemotionと何かを合成した造語であると思われていたりして、海外ではその成り立ちについてあまり知られていないのではないかと思います。似た言葉でemoticonというものあるのもその一因かもしれません。しかしそれだけ絵文字が欧米にも浸透し、日々使われているというのは誇らしくも感じられます。
もともとは日本で独自に発達したショートメッセージの中で、キャリアごとに互換性のない状態で実装されていたものですが、それがUnicodeによって統一的に扱うことができるようになったのが、世界的に使われるようになった大きな契機でしょう。ただ実際には、iPhoneなどで使えるように規格を統一したということなのでしょうね。なんにせよ、そのおかげでiPhoneの他にAndroidやPCなどでも使えるようになって、普及が進みました。
なお、通常のフォントは単色で、文字ごとに色を設定するというのが当然のものと思われていたと思いますが、絵文字ではそれ自体で複数の色を使っているので、その文字を表示(レンダリング)する仕組みにも大きな変更が必要だったと思います。そのような高度なレンダリングエンジンを実装できない環境では単色の絵文字が使われていますが、やはりカラー絵文字の魅力とは大きな差が感じられます。
絵文字の画像はAppleやGoogle、Microsoft、Metaなどベンダーごとに異なりますが、日本の文化に大きく影響を受けているというか、日本人にしかわからないようなものもいくつかあります。特に有名なのはTofu on Fireとしても知られる「Name Badge」という絵文字📛ですが、なぜこれが名札を表すのか、幼稚園に通ったことのある日本人にはわかっても、他の文化圏の人にはまったく伝わりませんよね。本来は言葉として通じなくても絵を見ればわかるというのが理想ではないかと思いますが、なかなかそうもいかないものもあります。しかしそれらも含めて絵文字というものとして、成り立ちが尊重されているのでしょうか。

