都こんぶといえば私も子供の頃に好きだった、中野物産が販売する酢昆布の駄菓子ですが、あの酸っぱさは最後に食べてから40年くらい経った今でも懐かしいものがあります。都こんぶが生まれたのは今から100年近く前の1931年ということですが、現在でも根強い人気があるようです。
その都こんぶの一部製品が異臭を理由として自主回収(PDF)されているとのことです。これまで原材料には100%国内産の昆布を使用してきたのですが、海水温の上昇などの要因によって原材料の価格が高騰してきており、「無選別お徳用45g」という商品に限って中国産の昆布を混ぜて使用していました。この中国産の昆布には従来と異なる製法を用いることになっていたため、結果として発酵を促すこととなって、酵母由来の異臭がすることになってしまったとのことです。
発酵が進んだことで異臭を発するようになったということで、健康を害したという報告は入っていないとのことですが、万全を期して回収に踏み切ることにしたそうです。まあ、仮に健康に影響がないとしても、商品の品質としては決して良いものではなく、「臭くてまずいな」と思われながら食べられるのも良いことではないので、回収というのは避けられないものだったのではないでしょうか。
原材料費を低く抑えようとした結果、問題となってかえって高くつくことになってしまったわけですが、速やかに回収に踏み切ったことで対応を高く評価する声もあるようですから、「損して得取れ」というようなところでしょうか。あるいは「災い転じて福となす」でしょうか。私も久しぶりに食べてみようかと思うくらいですから、結果的には注目を集めることにもなったのかもしれません。

