多摩動物公園でライオン3頭死亡

現在日本全国では毎日暑い日が続き、酷暑日もすでに珍しくなくなってきていますが、この暑さが厳しいのは我々人間だけではありません。東京の多摩動物公園ではこれまでにライオン3頭が死亡してしまっているということでニュースになっています。

ライオンは主にアフリカのサバンナに生息する動物なので、暑さには強そうなイメージがありますが、乾燥したサバンナの気候と、高温多湿な日本の猛暑とでは大きな違いがあるでしょう。また、今回亡くなった3頭はいずれも多摩動物公園で生まれた個体とのことですから、これほどの高温を経験したことがなかったのは、私たちと同じだったかもしれません。

死因については「現在調査中」とされていて、猛暑が直接の原因かどうかはまだわかっていません。食欲不振や活動量低下といった症状が見られたことから、猛暑による体調不良を疑って処置してきたものの、残念ながら亡くなったということです。もしかすると熱中症のような症状に見舞われたのかもしれません。3頭の年齢はそれぞれ3歳、11歳、15歳ということで、幅広い年齢の個体が亡くなっており、高齢ではより厳しそうではありますが、若ければ耐えられるというようなものでもないようです。

このような事態を受けて、多摩動物公園では「ライオンの展示とライオンバスの運行を休止します」としていますが、もともとエアコンの完備された獣舎で過ごせる動物を除き、ライオンに限らず他の多くの動物が同様の厳しい状況に置かれているはずです。人間にとっても炎天下で園内をゆっくり見て回るのも危険な状況ですから、せっかくの夏休みではありますが、状況を見て動物たちのために一時休園するというような判断も必要なのではないでしょうか。