バレーボールの世界でとんでもない記録が生まれたようです。
昨日行われた男子バレーボールのイタリア対ドイツの親善試合で、第1セットのスコアがなんと66対64まで続き、それだけで1時間29分もの長丁場となったとのことです。約1時間半というのは短い試合であれば終わってしまうような時間です。ルールを知らない人のために説明すると、1セットは原則25点先取で決まるものですが、24対24からここまでデュースが続いてしまったということです。
この前の国際試合での記録はつい2か月前にネーションズリーグのポーランド対アルゼンチンの試合で50-48まで続いたというものでしたが、それをこの短期間で大きく塗り替えることになってしまいました。さらにその前は2024年のネーションズリーグのトルコ対ドイツでの44-42ということなので、ここへきて急激にペースが上がっているような感じです。この記録の伸びにどういう意味があるのかわかりませんが、今回の大記録がまた上書きされるようなことがあるのでしょうか。
これだけ長いセットとなると、気になるのは選手の疲労状態です。現在のルールではタイムアウトが取れるのは1セットに2回までとなっており、最初のデュースまでの間に双方のチームが2回ずつタイムアウトを取ってしまっていたとしたら、そのあとは選手は回復する時間も取れずにひたすらプレーを続けることになってしまいます。本当に疲労困憊だったことでしょう。
これほどまでに長いセットは現行のルールでは想定していなかったのでしょうが、わずか2か月前に続いての今回なので、ルールの見直しも求められるのではないでしょうか。現在の国際ルールでは、どちらかのチームが決まった得点に達した際に自動的に入るテクニカルタイムアウトが廃止されていますが、それに準じたものを35点、45点などの時点で入れるようにするというのがいいのではないでしょうか。
この試合は結局フルセットまでもつれ込んだので、最終的に3時間50分ほどもかかったとのことで、選手はもちろん観客も疲れ果てたのではないかと思いますが、記録の瞬間に立ち会えたということもあって観客にとっても忘れられない試合になったのではないでしょうか。しかし、午後9時に始まったという試合ですが、日をまたぐことになるとは誰も思っていなかったでしょうね。

