アメリカ大統領Donald Trump氏の動きは先を読むことができませんが、今度はアメリカとカナダの国境にあるオンタリオ湖(Lake Ontario)を「アメリカ湖」(Lake America)と改称する大統領令に署名したとのことで話題になっています。カナダとの貿易交渉が決裂したことなどに対する腹いせにしか見えませんが、メキシコ湾を「アメリカ湾」に改称したのと同じ動きですね。ただ、アメリカがそう呼ぶというだけのことで、他国がどう呼ぶかまで決めるものではないので、いちいち反発するようなものでもないようにも思えます。

ちなみにオンタリオ湖にはエリー湖からナイアガラ川を通って水が流入していますが、そのナイアガラ川にはかの有名な「ナイアガラの滝」があり、多くの観光客が訪れています。私も結局4回ほど行ったかと思いますが、もう回数をはっきり覚えていないくらいです。また、オンタリオ湖にはカナダ最大の都市であるトロントが面しているので、トロントからオンタリオ湖の湖岸をドライブしてナイアガラへ行ったという人も多いのではないでしょうか。

このナイアガラ川の西側がカナダ、東側がアメリカとなっているのですが、その湖岸の半分ほどだけがアメリカなのにアメリカ湖と呼ぶのもなんだかなあという気もします。そもそもオンタリオ州の名前自体がオンタリオ湖に由来しているくらいなので、カナダ側からすれば理不尽な思いもあるのかもしれません。でもアメリカがなんと呼ぼうと、オンタリオ湖はオンタリオ湖でしかないでしょうね。

ちなみにこの件に関してGoogleはGoogleマップでアメリカからアクセスしたときにはLake America、カナダからはLake Ontario、その他の地域からのアクセスでは「Lake Ontario (Lake America)」と併記して表示する、とブログで記しています。これはアメリカからのアクセスでは公式の地名データベースである地名情報システム(GNIS)を参照しているためとのことですが、このように水域の呼び名が国によって異なるということは日本海/東海の例もあるようにそれほど珍しいものでもないので、Googleマップもこうしたケースに対応できる仕組みになっているようです。