東京へ行く数日前にたまたまRedditの投稿で、六本木ヒルズ森タワーにある森美術館で「ロン・ミュエク」展というのをやっているのを知りました。せっかく東京へ行くので何か見に行きたいなと思っていたところで、この展示の国内での巡回はないということなので、羽田空港から直行する形で見に行ってきました。なお、会期はゴールデンウィークの4月29日からでしたが、9月23日で終了ということなので、もうあまり猶予がありません。
Ron Mueckはオーストラリア出身の現代美術作家で、極めて写実的な人物彫刻で知られています。意図的にスケールをずらして、実物よりも大きく、あるいは小さくしながら、非常にリアルな造形で主に人物の彫刻を制作しています。今回の展示には彼の代表作も多く含まれていましたが、どの作品もただリアルなだけではなく、じっくりと見ていたくなる不思議な魅力がありました。
見に行ったのが金曜日で、平日の日中だったためかそれほど混雑しておらず、ゆっくり自分のペースで鑑賞することができて良かったです。また、会場内では作品の撮影も可能だったので私も写真に収めてきたのですが、うまく撮れば他のお客さんを入れてしまうことなく撮影できる程度の混み具合でした。それでも観客は次から次へと来ていたので、みんなちゃんと知っているものなのですね。
Ron Mueckの作品は現代美術の中でも分かりやすい部類なのだと思いますが、期待以上に楽しむことができたので行って良かったです。しかし、こうして日頃から美術に触れることができるかどうかも東京と地方とでは差があります。私も今回たまたま東京で予定があったので見ることができましたが、そうでなければただ悔しい思いをするしかありませんでした。まあ東京もいいことばかりでないのは知っていますが、こういうところは東京に住む人の特権ですね。

