アメリカで生活してつくづく感じたことは、日本の食べ物はなんでもレベルが高いということですが、その中でも強く感じたのがパンです。アメリカのスーパーマーケットでも食パンなどは売られているのですが、私が買ってみたものはどれもパサパサしていて全然美味しくありません。そんな中でもKing’s HawaiianのSweet Rollsはしっとりしていてほんのり甘く、私は大好きでしたが、それはかなり例外的だと思います。
その点、ヨーロッパのパンは美味しいのが羨ましいと思っていました。私は素朴なドイツのパンが大好きで、特にライ麦が多めのずっしりしたものが好みです。パンを食べるためにドイツに行きたいというくらいなのですが、先日東京へ行った際、朝食を買うために駅前の東急ストアに行ったとき、妻が見つけてくれたのが紀ノ国屋のドイツパンセット(リッチ)というものでした。これはいかにも私の好きそうなものなので全く迷わず購入しましたが、ちゃんと私の好みを分かってくれている妻に感謝です。
この商品は「KINOKUNIYAのドイツパンおすすめのカーラントローフ、メアコルンブロート、プンパニッケルを2枚ずつ入れたミニパックです。」と紹介されています。カーラントローフは英語でCurrant Loaf、要するにレーズンパンです。かなり小粒のレーズンがライ麦70%の酸味のある生地に混ぜ込まれていて、日本的なぶどうパンとはかなり異なります。メアコルンブロートはドイツ語でMehrkornbrot、日本語でいえば雑穀パンですが、ライ麦と小麦を使ったパンにアーモンドやクルミ、ひまわりの種とゴマが入っていて、食感も楽しいパンです。プンパニッケルはドイツ語でPumpernickelと書く伝統的なパンで、ライ麦100%の生地を長時間かけて蒸し焼きにしたもので、しっとりしていて生地が詰まっています。
私はどのパンもそのままいただいてしまいましたが、それぞれ味わいがあり、本格的なドイツらしさが感じられてとても美味しかったです。しかし、ライ麦などのクセは強いので、万人受けするものではないのだろうなとも思います。美味しかったので自宅で食べるためにいくつも買って帰ろうかとも思ったのですが、消費期限が出荷日からわずか2日と思いのほか短かったので諦めてしまいました。本来、プンパニッケルは密閉してあれば数か月以上持つらしいのですが、スライス加工したセット商品なので日持ちしないのでしょうか。まあ仕方ありません。
ということですが、ドイツに行けばこんなパンが食べ放題かと思うと、ますます行きたくなってきてしまいました。そういえば出張で泊まったオランダのホテルの朝食のパンもとても美味しかったのを思い出しますが、どうしてこういったものがアメリカでは見当たらないのかが不思議にも思えます。

