ポケットメイト

昨日、子供にちょっとしたご褒美をねだられてJoshinのおもちゃ売り場をウロウロしていたのですが、そこで見付けてしまったのがポケットメイト復刻版でした。

ポケットメイトと聞くと私と同じ30代半ば前後の方々は皆懐しいのではないかと思いますが、小学生時代には私も随分お世話になりました。初代ファミコンもまだなかった頃、ゲームと言えばオセロや最近復刻されている勝ち残り頭脳ゲームなどの「盤もの」が主流だったのですが、それをどこにでも持ち歩くことができるということで画期的なものでした。当時の小学生の間では一世を風靡したものですが、ゲームウォッチの出現により駆逐されてしまったようで、1984年にその生涯を終えた…かに見えましたが、たのみこむポケットメイト生誕30周年記念復刻計画2005という企画による復刻版の発売で再び日の目を見ることになったようです。

初年度にいきなり22種類という、今思えばあんまりな多品種展開ですが、その後も次々とゲームを入れ替えて毎年20種類もの開発を続けていたということですから恐れ入ります。私もいくつか持っていましたし、友達が持っているもので遊ばせてもらったりしましたが、一番印象に残っているのは今回も復刻されている「メイロゲーム」です。シンプルながら飽きずに随分遊んだ記憶があります。その他好きだったのは「世界旅行ゲーム」や「スペースアスレチック」ですが、どれもボールを慎重に導くタイプのものですね。「クリーンテニス」も買ってもらいましたが、盤の中で遊ぶのではなく盤を開いて組み立てる必要がありコンパクトさに欠けていることもあって今一つだったように思います。

ということで、かなり懐しく感慨にふけってしまったのですが、自分が買うのもアレなので子供に選ばせようと思ったものの長男には既に物足りなく映ってしまうようで、店頭でしばらく遊んでみた挙句「いらない」と言われてしまいました。代わりに次男の方が興味を示してくれたので「クレイジーマシンガン」を買いましたが、結局その後兄弟で仲良く譲り合って遊んでいたのでまあ良しといったところでしょうか。それにしても当時と比べると現代はやはり刺激に溢れているのだということを実感してしまいますね。自分もよくもこんな素朴な遊びで満足していたものです。

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