KDDI今日会社から帰宅してみると、KDDIから「重要なお知らせ」「親展」と書かれたペラペラの封筒が届いていました。それを見ただけでわかるとおり、内容はDIONの個人情報流出に関する「報告とお詫び」でした。情報流出の該当者には個別に報告するとは聞いていましたが、自分がDIONを利用していたことがあるなどということはすっかり忘れてしまっていたので、まさか自分がのべ400万人にも及ぶという被害者の一人だったとは思ってもみませんでした。

送られてきたのはA4の紙切れ1枚で、上半分に「深くお詫び申し上げます。」とあって下半分はプレスリリースの概要が書いてあるだけです。流出した情報は人により差があるようですが、名前、住所、電話番号などのごくごく基本的なもののみで特にプライバシーを侵されるような内容でないとはいえ、あまりにあっさりした対応ではないでしょうか。Yahoo!BBのときは500円だった個人情報もずいぶんとデフレが進んでいるようです。

そうはいっても、実はこの程度の情報であればちょっと前までは電話帳に載っていたような内容であって、個人情報保護法のせいで世間も妙に目くじらを立てるようになってしまったというような気もします。私はまあせいぜいメールアドレスが漏れていたとしたらspamが少々増える程度だろうとたかをくくっていて、逆に報道がセンシティブすぎるというかセンセーショナルに書き立てすぎているのではないかと思っています。

ただ問題なのは、今回の事件では流出経路がはっきりとわかっていないらしいということですね。原因がわからないことには有効な対策を立てるのも難しいでしょうから、その点には力を入れて欲しいと思います。DIONはともかくauは数年利用していて、今後もしばらく乗り換えるつもりはありませんから、またしてもということはないようにしてもらいたいものです。経路がわかっていないということは恐喝がなければ気付かなかったということなのかと思うと杜撰なものですが…

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