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中国産冷凍餃子に殺虫剤混入

メタミドホスオリンピックでも何か事件が起こるのではないかと心配ですが…

このところ度々健康被害が問題となっている中国からの輸入品ですが、地球上の5分の1もの人間がいる国だけあって人件費が安いというのが企業にとっては無視できないのか、輸入自体が減っているというような話は聞きません。しかし「チャイナリスク」という言葉があるように、中国が関わること自体が様々なリスクを孕んでいるということに皆気付き始めたのではないかと思いますが、またしても大問題が起こってしまいました。

今月22日、JTフーズが中国から輸入し、各地の生協などで販売された餃子を食べた千葉県と兵庫県の家族が中毒症状を訴えて入院し、その餃子のパッケージと嘔吐物から殺虫剤「メタミドホス」が検出されたということです。入院したうちの5歳の女児は重体だったということですが、現在は快方に向かっているということで何よりです。

この「メタミドホス」は日本では使用が禁止されている有機リン系の殺虫剤で、これまでにも何度も中国からの輸入食品で検出されたことがあるようです。香港向けの野菜などでも度々問題となっているということで、中国農業省も今年1月9日に禁止の通達を出したそうですが、それも遅すぎる対応で今回は間に合わなかったようです。まあ、中国だけではないようですが、こうして入院者を出すほど高濃度なものはさすがにありませんでした。

しかし、餃子の原材料である野菜の栽培時に使われた殺虫剤が残留していたにしては明らかに濃度が高すぎるので、餃子の製造段階で混入したと警察当局などは見ているようですが、そもそも餃子の製造工場にそんな殺虫剤があること自体が不自然です。食品の製造現場であれば衛生には特に気を使うはず、と日本人なら考えるところですが、中国ではそうではないのでしょうか。「どうせ日本向けの輸出品だから」というような考えであったとは思いたくないところですが…

今回の事件によりJTフーズは市販用・業務用の中国産冷凍食品の回収を発表していますが、直接的な損害だけでなく企業イメージに対するダメージも下手をすると大きなものになってしまいます。その辺りはJTほどの企業であれば上手くそつのない対応でリカバーするのかもしれませんが、ここでしくじって致命傷を負った企業もいくつかありましたからね…むしろここで上手く対応すればイメージアップに繋がるチャンスなんですが。

それにしても中華料理なら本場中国のものが一番、とは言えないのが悲しいですね。アメリカ産の牛肉なんてこれに比べたら可愛いものじゃないですか。普段スーパーで肉などを買うとき、特に国産にこだわらない私も中国産だけは避けてしまいますからね…でも外食の時に使われている材料はどうにもならないので、日本でも「チャイナ・フリー」の表示は欲しくなってしまいます。

The Devil Wears Prada

The Devil Wears Prada成功に犠牲は付き物なのか?

私がDVDレンタルで映画を観てみようと思う基準の一つにAmazonマイストアの「おすすめ商品」というのがありますが、最近なぜか1番目を維持しているのが「プラダを着た悪魔」なのです。ここには一緒に薦める理由が一言書かれていますが、それが「コンスタンティンなどを評価されたお客様におすすめします 」ということなのもちょっと不思議です。よりによって「コンスタンティン」と「プラダを着た悪魔」というのはどうも結びつきませんが…と書いてみて今ふと気付きました。「悪魔」繋がりだったとは…Amazonおすすめ商品もなかなか侮れません。

というわけでせっかくなので、こちらの悪魔は人を傷つけることは、少なくとも肉体的な傷を負わせることはないだろうと思い観てみることにしました。

プラダを着た悪魔 (特別編) (ベストヒット・セレクション)
監督:デイビッド・フランケル
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2007/11/21)
ISBN/ASIN:B000W6H2F8

この作品は、大学を卒業したてのジャーナリスト志望の女性Andrea “Andy” Sachsがファッションには全く無頓着なのに業界一のファッション雑誌の伝説的な編集長Miranda Priestlyのアシスタントになり、その誰もが恐れる鬼編集長の下でしごかれながら成長し、やがて成功を手にするという一つのサクセスストーリーを描いたものです。ファッション業界の華やかさとAndyのひたむきさが世の女性に共感を呼んだのか、特にアメリカでは大ヒットしたようで、日本でもファッション界を巻き込んでプロモーションが行われたこともあり、そこそこのヒットとなったのではないでしょうか。

Mirandaを演じるのがMeryl Streepという大女優であるためか、本編のクレジットやその他キャストの紹介の際にはまず最初にMiranda = Meryl Streepが紹介されることが多いようですが、主役はどう考えてもAnne Hathawayが演じるAndyであるのは間違いなく、この作品はAndyの物語です。最初の地味なファッションに身を包んで登場するAnneも私の目には十分魅力的ですが、アートディレクターのNigelに選んでもらった洗練された衣装でドレスアップした姿はまぶしいほどの美しさです。まあでもファッション雑誌の編集部員がファッションに興味がないというのはあり得ないとは思いますが、日常的にそんなに着飾っている必要はありませんよね…そうではないのでしょうか?

そんな華やかで可愛らしい映画なので、舞台となっているのがファッション業界ということで単なるガーリームービーかと思って気軽に観るとそれだけなのかもしれませんが、実は私にとってはなかなか身につまされるものがありました。というのも、最近どうも自分の仕事がただの惰性になってしまっていて、精一杯頑張っているとは言えないようなのを自覚しているところだったので、気を引き締めていかなければという気になったということです。とはいえもともと努力家というタイプではないので、「目一杯残業して今までの倍働いてやる!」なんてことは口が裂けても言うはずはなく、少なくとも誇りを持ってやりがいを感じられるよう積極的に仕事をやっていきたいな、という気持ちだけなんですけどね。でもその気持ちが大事なんだと思います。

ということで、観ようによっては男性でもそこそこ楽しめるのではないかと思います。もちろん女性と一緒に観た方が楽しいのだとは思いますが、私は今回も一人で観ましたよ…

Ocean’s Thirteen

Ocean's Thirteenちょっとおふざけが過ぎるような気もしないではありませんが。

私生活でも仲が良いらしいGeorge ClooneyBrad PittMatt Damonらが中心となって豪華ハリウッドスターを集めて作られている「オーシャンズ」シリーズは、その絢爛たるキャストとスタイリッシュな映像、痛快なアクションとコミカルな演技というまさにハリウッドならではの娯楽映画なのですが、そのシリーズ最新作にして最終作という「オーシャンズ13」が昨年8月の公開からわずか半年足らずでTSUTAYAの準新作扱いとなり、半額クーポンの対象となってしまったので早速観てみました。劇場公開時に観てもいいかなと思うくらいに気に入っているシリーズなのですが、当時別の映画の方がさらに楽しみだったので仕方ありません。

オーシャンズ13 特別版(2枚組)
監督:スティーブン・ソダーバーグ
ワーナー・ホーム・ビデオ (2007/12/19)
ISBN/ASIN:B000XCN7LY

2001年に公開されたシリーズ1作目の「オーシャンズ11」は、1960年のFrank Sinatra主演「オーシャンと十一人の仲間」のリメイクだったわけですが、この作品のヒットに気をよくして作られた続編もまずまず成功、というわけで作られたこの3作目がどうだったかというと、正直なところ「そろそろやめた方がいいかな」というような感じです。まあ面白くないというわけではないのですが、充実していた1作目からすると何となく雑な作りになってしまっているような印象があり、目新しさが必要なので前作以上に派手にならざるを得ないシリーズものの宿命のようなものなのかもしれません。

とネガティブな感想を述べておいてから紹介するのもなんですが、この作品も豪華キャストは相変わらずで、今回はさらにAl Pacinoという大御所が敵役として加わっており、存在感たっぷりに演じています。といいながら実はAl演じるWilly Bankの右腕のAbigail Sponder役を演じるEllen Barkinの方がさらに目立っていて、1954年生まれということは…というのを全く感じさせず、まさに「怪演」というのはこういうことかという感じです。

ちなみにもともと「オーシャンズ11」というのはDanny Oceanとその11人の仲間の物語ということだったわけですが、今回の「13人」というのには一体誰が含まれていて誰が含まれていないのか、よくわかりません。まあ今となっては単なる連番に過ぎないのかもしれず、どうでもいいといえばいいのですが、どうも一人足りないような…

ストーリーはといえば、前作までの仲間の一人Reubenが新しいホテルの経営で手を組んでいたBankに裏切られ、そのショックで病院に担ぎ込まれたことで仲間が再び結集し、Bankへの復讐を企て…というような感じです。この復讐の計画というのが相変わらず非現実的な規模で、無茶苦茶な資金が投入されるのですが、あの手この手で難攻不落のカジノを攻め落とすといいながら鮮やかすぎるのかどうもあっさり上手くいきすぎのような気がしてしまいます。まあ、あくまでスタイリッシュに、というのがこの映画のコンセプトの一つでしょうし、観客もそういうものを望んでいるのでしょうか。

ということで悪くはないのですが、やはりシリーズ化してしまうと第一作のような衝撃はなくダラダラしてしまいますので、George Clooneyも「この次はない」と言っている通りこの辺が潮時なのでしょうね。そういえば今回は若い女性があまり出てこないので、その辺りが華が欠けているような印象の原因だったりもするのでしょうか…