Liptonアールグレイに代表される、紅茶に香り付けをしたフレーバーティーというものは昔からあり、そのアールグレイなどは200年近く前に考案されたということですが、様々な技術の進歩によって以前は考えられなかったような、または思いついても実現はできなかった香りを付けることが可能となり、現在は様々な香りと共に紅茶を楽しむことができるようになっています。

ベルガモットの香りが付けられたアールグレイそのものも私は大好きなのですが、これをアレンジしたレディ・グレイというものがトワイニングから発売されていて、これがかなり美味しいのです。Earl(伯爵)に対してLady(その夫人)という命名もなかなかのセンスですが、ベルガモットに加えてオレンジとレモンの柑橘系の香りが加わって一層さわやかな味わいとなり、リフレッシュすることができます。アールグレイの好きな方であればきっと気に入っていただけると思いますので、まだという方はぜひ一度お試しいただきたいところです。

Lipton Caramel Teaところで、レディグレイの方は茶葉にオレンジとレモンの皮が実際に加えられている物なのでさほど技術的困難さは感じられないのですが、私が先日購入してみたリプトンキャラメルティーの方はまたひと味違います。ミルクティーなどにキャラメルシロップを加えたキャラメルティーという物はそう珍しい物ではないように思いますが、このキャラメルティーのティーバッグは茶葉自体にキャラメルの香りが付けられていて、ティーバッグを入れたカップにお湯を注ぐだけでキャラメルの香ばしい香りが漂ってくるのです。これはさすがに21世紀の技術によるものなのではないでしょうか。

「ミルクティーでも楽しみたい」ということなのですが、私はまだブラックでしか飲んだことがありません。しかし、この香ばしいキャラメルの独特な香りはそれだけでも十分楽しむことができるものです。香りがするだけで味の方は特に甘みを感じるわけでもなく、普通の紅茶の味なのがまた不思議なところですが、これならカロリーが気になるという人にもお勧めできるかもしれません。私の子供たちも香りにつられて「飲んでみたい」と言い出したのでちょっと分けてやったのですが、全く甘くないのでガッカリしていました…

同じシリーズで他にもバニラティーも発売されているようなのでこちらもぜひ試してみたいところですが、バニラの方はもともと香料ですからキャラメルほどの意外性はないかもしれませんね。まあ別に意外でなくとも美味しければそれでいいのですが、私はついつい物珍しさも求めてしまいがちなので…その点このキャラメルティーはかなり満足度の高い一品でした。

関連投稿