G.I. Joe: The Rise of Cobra

G.I. Joe: The Rise of Cobraこれはマンガです!

「G.I. ジョー」というと私は何故か「こちら葛飾区亀有公園前派出所」を思い出してしまうのですが、元はと言えばG.I.というのはGovernment Issue(官給品)のことで、それを潤沢に支給されて戦う米軍人のことをも指すようになった、とWikipediaに記されています。Berbieの男児用としてそのG.I.をモデルにした兵隊人形として生まれたのがG.I. Joeだったはずなのですが、そのG.I.もいつの間にやらすっかり近代化して、さらに未来化して凄いことになっていました。

最初「G.I. ジョーが映画化される」と聞いたとき、最近の進化ぶりは全く知らなかったので「今さらどんなベトナム映画なんだろう」などと思ってしまったのですが、ビジュアルが見えてくるにつれて私の持つイメージとは全く重なりあうことがなく、実際は戦闘シーンの派手なSFアクションだということがわかってきました。この「G.I. ジョー」はアメリカでは初登場1位となったようですが、流石に日本では知名度が低く5位に留まったというのも仕方ないでしょう。私もこの頃は期待作が続いていたので劇場では見送っていましたが、先日レンタルが開始されたので観てみることにしました。

G.I.ジョー [DVD]
監督:スティーヴン・ソマーズ
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン (2009/12/11)
ISBN/ASIN:B0024NJY3A

最初のうちは私も普通のSFアクション映画のつもりでいたのですが、しばらく観ているとなんだか笑えてきました。普通はSFといえばScience Fictionの略ですから、たとえどこかに嘘があったとしても「何となく科学っぽい」説明が暗黙のうちにでもあったりするものだと思うのですが、この作品の場合はそれがあまりに嘘っぽすぎてまず笑えます。弾頭を「兵器化」するプロセスがまさかあんな遠心分離機みたいなものとは…

とはいえ、嘘っぽい派手で強力なメカがいろいろ登場したり、ヒーローや敵役もまさに超人的な技を持っていてつよかったり、そんな中にも無理やりコメディの要素が入っていたりと、満艦飾で実に賑やかな映画で、余計なことを考えずに脳天気に笑ってしまうのがいいのではないかという気になりました。ついでに言えば、作品中に登場する20年前の東京、というのがまたすごくて、「そう遠くない未来」と言う設定の時代から20年前なのですから下手したら今より先の話なのに、東京にそんなところはないよ!と突っ込みたい衝動に駆られます。まあ、過去をどこまでさかのぼってもそんな時代は無かったはずなので、逆に未来の方が可能性はあるのかもしれませんが…まあよくある西洋人の日本観なんですけどね。

しかしこの映画が嘘っぽく見えてしまうのは結局製作費のせいなのかな…と思いましたが、$175Mということですからそれなりには掛かっているようです。その割にはやけにチープに見える映像もありましたが、どこに金を掛けてどこで手を抜くか、と言うところなのでしょうか。このような作品ではほぼ全編に亘ってCGを多用してしまいますから、そのメリハリは難しそうです。現代のSF作品の監督にはそういう技量も求められてくるということですね。私は「ハムナプトラ」シリーズは観ていないので監督のStephen Sommersのことは良く知りませんが…と書こうと思ったら、私の大好きな「ヴァン・ヘルシング」の監督じゃないですか。でもあれはあれで大コケしてしまったんですよね、残念ながら。

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