最近マスコミを賑やかしていた話題の一つに、いなば食品新入社員17名が入社を辞退したという件があります。社宅として割り当てられた「シェアハウス」がボロボロで雨漏りがしていたり設備が揃っていなかったり、また給料が知らされていた金額よりも3万円も低かったということなどで不信感を募らせてということのようです。

今いなば食品のウェブサイトを見るとトップページに大きく「由比のシェアハウス報道について」というバナーがあってニュースリリース的なページにリンクされていますが、ここに掲載されている文章も言い訳がましい上になんだか支離滅裂でおかしな空気が漂っています。また、そのバナーの下には「施設紹介」というページへのリンクがあり、総合職社員の寮を紹介していますが、その説明文が

いなばで就労中の、転勤ありの「総合職社員」ですが、会社は素朴・真面目で、社員をとても大切にしてくれています。
〜中略〜
非常に生活しやすい環境で、最高の待遇だと思います。

となっていて、いったい誰が誰に向けて言っているのか謎な文章になっています。まあ、会社が就活生に向かって言っているのでしょう。

私にとっていなば食品といえば「チキンとタイカレー」でいい印象しかありませんでしたし、犬猫を買う人は「ちゅ~る」でおなじみの企業でしょう。知名度の高いそこそこ大きな会社ですが、同族経営の非公開企業ということで規模は大きくても中身は中小企業なのでしょうか。今年度以降の求人などいろいろ心配になってしまいますが、特に社会的に問題を起こしたというわけではないので、ほとぼりが冷めれば元に戻るでしょうか。攻撃を始めた文春にもどういう意図があるのか、単に話題になればいいということなのでしょうか。