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AlbertとRaycast

これももっと早く使っているべきでした。
🖥️

Macで人気らしいアプリにAlfredというものがあります。これはいわゆる「ランチャー」というもので、ホットキーで開いた入力窓に起動したいコマンドや検索文字列などを入力して目的のアプリを起動するというのが主な機能です。拡張で他にも様々な機能が持たされていて、基本無料のアプリなのですが、拡張機能パックが有料という商売になっていて、この拡張パックを利用しなければこのアプリの本当の価値は得られないなどとも言われています。本質的に物臭なプログラマーなどに特に人気が高いようですが、実は私はこれまで使ったことがありませんでした。

しかし、最近MacBook AirにUbuntuを入れて使うようになって、Alfredの有り難さがなんとなく理解できるような気がしてきました。画面の狭いノートPCではアプリの切り替えが頻繁に必要で、トラックパッドではメニュー操作が容易とは言いづらいので、できるだけ少ないストローク数のキーボード操作で多くのことを済ませたいという気持ちになる、ということに気づいたのです。もちろん16インチ以上の大きな画面を持つノートPCや、マウスを接続して使っている場合には当てはまらないかもしれませんし、そもそもデスクトップPCしか使わないけれどAlfredを愛用しているという人もいるでしょうから、すべてが分かったというわけではありません。

それはともかく、私も使ってみようかと思ったわけですが、私が使いたいのはUbuntuでということになります。Alfred自体はMac用のアプリですが、当然代替というか模倣というか、同じようなものがあるに違いない、と探してみるとすぐに見つかったのが名前も模倣っぽいAlbertというものでした。Installingの説明のとおりにインストールして使ってみることにしましたが、とりあえず使用する機能としてはアプリケーション、ファイル、システム、ターミナル、ウェブサーチを選択し、私はショートカットキーをAlt+Spaceに設定しました。そして設定したショートカットキーを押すと入力窓が開き、起動したいコマンドなどをタイプしていくと1文字ごとに候補が絞られていき、候補の中から選択するか、一番上にある場合はReturnを入力するとそのコマンドが即座に起動できます。これは思っていた以上に便利で快適です。

となると自宅で使っているMacでもAlfred的なものを使ってみようかという気になりますが、たまたまそう思った日にRaycastという代替アプリの存在を知ったため、新しもの好きの私はまだベータテスト中というこちらの方を使ってみることにしました。Alfredよりもスクリプトによる拡張の自由度が高いというのが特徴のようですが、今のところ基本機能のみで使っており、その本当の便利さというものは分かっていないと思います。そもそも、私はMacでは日常的に使うアプリはほとんど起動しっぱなしにしているので、あまりランチャーの出番というものが多くないのかもしれません。実のところ、このRaycastのありがたみを一番感じているのがsleepとshutdownで、それを簡単なキー操作のみで実行できてしまうのがとても楽で良いと思っています。これと同じような感覚で他のこともできるのであれば便利だろうな、という感じで何ができるか、何をやりたいと思うかを待っているような状況です。

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Joplin

これは捗ります。
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最近一連の記事にしてきたMacBook Air復活の試みは一体なんのためだったのかというと、私はずっとカフェなど外出先でこのブログの記事を書くための道具が欲しいと思っていて、新しいPCは欲しいけれど文章を書くだけなら必ずしも性能の高いものは必要ないということで購入を躊躇していた、ということが背景にあります。したがって、このMacBookに一番必要なものは文章を入力し、自宅のMacとその文章を同期することができるテキストエディターということになります。

私はしばらく前からブログ記事の編集にはMarsEditというMacアプリを使ってきました。このアプリの一番の特徴は入力したテキストをリアルタイムに自分のブログのテーマを反映した状態でプレビューできるというライブプレビューの機能になるのかと思いますが、実は私の導入の決め手になったのはそこではありません。購入当初のバージョン3時点では記事のドラフトを保存するフォルダーや設定ファイルをDropBoxに置くことができたので、それを利用すると複数のMacでドラフトや設定を簡単に同期できたのでした。これは非常に便利で、私はMac miniとMacBook Proで同期して自宅でも出先でもシームレスに編集することができていたのですが、残念ながらバージョン4にアップグレードするとOSのセキュリティ上の制約でサンドボックス化されてしまったようで、こういった使い方はできなくなってしまったのでした。

その事実は4000円程度支払ってアップグレードした後で知ったので、がっかりしながらも惰性でつい最近まで使い続けていたのですが、このMars Edit自体はMac専用のアプリなのでLinuxで使うことはできません。したがってUbuntuを入れたMacBookでブログを書くためにはなにか別のものを探す必要があります。もちろんVS CodeやEmacsで入力してDropBoxなどで同期するということでもいいのですが、他にもなにか便利なものがあるのではないかと調べてみました。条件となるのは

  • クラウド上でテキストを同期できること
  • MacとLinuxで動作すること(できればiOSでも)
  • Markdownが使えること
  • できれば無償で使えること

といったあたりで、それほど厳しいものではありません。この条件で見つけたのが今もこの記事の入力に使用しているJoplinというオープンソースのアプリになります。

このJoplinはブログ用というものではなく、ノートとTo Doのためのものということですが、入力したテキストをコピー&ペーストする必要はありますが、もちろんブログ執筆にもまったく問題なく使うことができます。MarkDown形式での入力支援とリアルタイムプレビューが大きな特徴で、Windows/Mac/iOS/Androidのマルチプラットフォームで動作し、さらにDropBoxのほかOneDriveWebDAVAWS S3での同期までサポートしているということで、私の上げた条件にはぴったりマッチしています。私はOneDriveで同期することにしましたが、OneDriveにはJoplinアプリが直接アクセスするため、Linuxには用意されていないドライブ同期用のクライアントアプリなどは必要ありませんし、テキストの同期程度であれば5GBまでの無償アカウントでもまったく問題ないでしょう。

ということで、WordPressでもJetpackの設定一つでMarkDownが使えることがわかったので、これを機にブログの入力もMarkDownを使うことにしてみました。MarkDown自体は最近仕事でも多用しているので、これによってさらに捗るような気がします。HTMLというのはあくまで機械のためのものであって、人が書くにはちょっと冗長でわかりにくいですからね。

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gadget

MacBook Air 11″ 2011バッテリー交換

安くて簡単。
🔋

Ubuntu Linuxを入れてすっかり実用的に使えるようになったMacBook Air 11″ Mid 2011ですが、さすがに10年近く前から使用しているものなのでバッテリーはだいぶヘタってしまっていました。どの程度信頼できるものなのかわかりませんが、ケーブルのLEDが緑になって充電が停止した状態でもバッテリー残量は62%くらいになっていてそれ以上充電することはできず、そこからの推定使用可能時間は2時間以下の表示となっていました。

その状態ではちょっと心もとないというか、充電しながらでないと怖くて使えないので、バッテリーを交換してみてはどうかと調べてみました。Appleのウェブサイトを見ると今でも交換してもらえそうなのはすごいのですが、費用が14080円となっています。新しいPCを購入することを考えればそれでも十分安いとは思いますが、しかし実際には本体の価値を超えているように思われて躊躇してしまいました。

そこでちょっと調べてみると、自分で交換するのも難しくないようです。iFixitのページで交換方法は詳しく説明されていますが、それを見ても工具さえあればネジを外して入れ替えて元に戻すだけで、非常に簡単そうに見えます。

肝心のバッテリー自体もAmazonで調べると中国製らしき互換品が数え切れないほど見つかり、一体どれがいいのかもさっぱりわからないくらいです。例によって商品説明もレビューも全く当てにならないので、とりあえず工具が付属していて、安めのものを適当に選んで購入してみることにしました。たかだか5000円程度なので、炎上・爆発したり本体を壊しさえしなければ、失敗したとしても諦めのつく価格です。

置換MacBook Air 11Inch バッテリー A1406 A1495 (ミッド2012ミッド2013初期の2014年版、2015年初期版) A1370(2011年中にのみ適合)[リチウムポリマー、7.6V、5200mAh]

注文するともう翌朝には届いてしまったのですが、特に怪しい感じはしなかったので早速交換してみることにしました。iFixitにあるとおりの手順で本当に簡単で、交換作業自体はものの15分足らずで終わってしまいます。ただ、さすがにオマケなので付属してくる工具の精度が低くネジにしっかり咬んでくれないので、舐めてしまわないよう力加減に注意して慎重に回す必要がありました。作業にあたって注意が必要なことといえばそれくらいなので、もし高精度な工具を持っていればあっという間に終わるのではないでしょうか。

ただ、時間がかかるのはその後です。Amazonのレビューを見ると1回使ったら容量がかなり少なくなってしまったという人がいるのですが、もしかするとそういう人は「キャリブレーション」をしていないのかもしれません。バッテリーには説明書の類が付属していなかったのでこれもiFixitなどを見ていないとわからないのですが、交換後に一旦満充電状態になってから2時間充電を続け、その後放電させて電源が切れてから5時間放置して、それから再度満充電にするという「儀式」です。これによってバッテリーの正確な容量をシステムに認識させ、残容量が精度良く表示されるようになるというもので、以前はAppleも定期的にこの儀式を行うよう指示していたのですが、最近は言わなくなったようなのであまり知られていないのかもしれません。

今回の場合、最初の充電時に残量表示が100%になってからも1時間以上充電が続いていたので、やはり最初は容量の認識にだいぶズレがあったようですが、キャリブレーション後には100%になって間もなく充電が停止するようになったので、効果はあるのではないかと思います。ただし、過充電と過放電はバッテリーに最もストレスを与えるものなので、頻繁にやるべきではないでしょう。普通に使っている分には大きくずれるということはないと思うので、私もよほどのことがなければ今後はやらないでしょう。

ということで、この記事は交換後のバッテリーを使用してスターバックスで書いてみているのですが、ここまで1時間弱使用していて残量が98%から76%になりました。このペースで行くと4時間程度使えるということになりますから、まあまあ悪くない、というか5000円弱の投資に対しては十分すぎる効果ではないでしょうか。新品時点でも公称最大5時間ということだったので、実用性能としては元に戻ったということになるかと思います。もしもバッテリーが寿命だから捨てるしかない、と諦めていた人がいたら、macOSのままでは性能的にも厳しいのでLinuxへの切り替えもセットにはなりますが、バッテリー交換で簡単に蘇らせることができるというのは本体買い替え以外の選択肢にもなると思います。ただし、そのPCでやりたいことにもよりますね。