Chrome OS Flex

夢が拡がります。

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以前、10年前のMacBook ProやMacBook AirにUbuntu Linuxをインストールしてから、自宅でサブマシンとして調べ物などをしたりSpotifyプレイヤーとして使ってみたり、カフェに持ち出してブログ記事を書いてみたりと活用してみて、その程度のことなら性能的にというだけでなく、Linuxでもほとんど問題ないということがわかりました。逆にどういう時に困るだろうかというと、私の日常的な作業ではAdobe Photoshop Lightroomでの写真の現像くらいのものかもしれません。これにはどうしてもCPUやGPUの性能がないと厳しいですが、実はdarktableというLinuxでも動作するオープンソースの代替品があり、機能面や性能面(美しさ)では及ばないかもしれませんが、ちょっと我慢すればLinuxでも近いことはできてしまうようです。

またさらに言えば、この写真の現像以外の大抵のことは実はGoogle Chromeなどのウェブブラウザがあればそれだけで済んでしまうということもわかりました。Mac OSを使っているときにはメールやフィードリーダー、Twitterなどは専用アプリで利用していますが、それらもGmailFeedlyなどのウェブサイトにブラウザでアクセスすれば済む話です。

ということは、わずか2万円台から購入できるChromebookというのもそんなに悪くない選択肢なのではないか、などと思っていたところ、なんと既存のPCやMacをChromebookとして使用できるようになるChrome OS Flexというものがリリースされました。もともと性能の低いCPUでも快適に動作するというのが売りの一つだったので、古くて使わなくなったようなPCを復活させるものとして期待されるものです。

私も早速、MacBook Air 2011のUbuntuをあっさり上書きして、Chrome OS Flexをインストールしてみました。8GB以上のUSBドライブを用意して、PCやMacのChromeのChromebookリカバリユーティリティという拡張機能を起動し、”Google Chrome OS Flex”を選択して手順を踏んでいくとそのままUSBドライブがインストールメディアとして作成されます。このUSBドライブをPCに挿して起動ドライブとして選択すると、そのままライブメディアとしてUSBドライブから起動してChrome OS Flexを使用することもできますし、ハードディスクやSSDにインストールすることもできます。まずはライブメディアで使用してみて、問題がなければインストールというのが通常の手順でしょう。

しかし、現時点ではあくまで開発用ベータ版であるということには注意が必要です。現時点ではインストールする際にインストール先のドライブを選択したり、パーティションを設定したりすることはできないので注意が必要です。古いPCの再利用が多いと考えるとデュアルブートの必要性はほとんどないような気がしますが、それにはもう少しバージョンが進むのを待つ必要があるようです。また、私のMacBook Pro 2010ではWi-Fiチップに対応していないようで、Known Issuesに対応していないWi-Fiチップセットが公開されていますが、このいずれかに該当しているというより古すぎるということではないかと思います。さすがにWi-Fiが使えない状態ではほとんど役に立たない、というかEthernetケーブルを繋げば使えないこともないのでしょうがさすがに今さら感があるので、MacBook Proの方は今のところ保留してUbuntuのまま使っています。

ということでMacBook Air 2011にChrome OS Flexをインストールしてしばらく使ってみているのですが、まず何しろ起動が非常に高速です。リリース記事にも「数秒で起動」とありますが、感覚的にはまさしくそういうレベルです。今計ってみたところ、電源スイッチを押してからパスワード入力画面が表示されるまで12秒でした。これにはMacのファームウェアが起動ドライブを認識して起動を始めるまでの時間も含まれていますので、Chrome OS自体の起動時間は数秒というのも嘘ではないと言えるでしょう。

さすがにウェブブラウザとしてのChromeは何ら問題なく、かなりキビキビと動作しますし、Googleアカウントで同期されている拡張機能も自動的にインストールされて問題なく動作しているようです。今は1Passwordが拡張機能で動作するようになったので、Chrome OSでも使えるとうのは助かります。なお、メニューにはたくさんのアプリが表示され、実際にはオフラインでも動作する、Chromeを使ったウェブアプリということになると思いますが、これだけでも日常作業の大部分はまかなえてしまうかもしれません。

なお、当初Wi-Fiが不安定な感じがあったものの、ほぼ毎週アップデートがあり、すでに3回更新しているのでその間に安定感が増してきたようです。言語として日本語を選択すれば日本語の表示も入力もまったく問題ありません。私が当初困ったのは、ログインパスワードがGoogleアカウントのパスワードになるのですが、1passwordで生成した長くてランダムなパスワードを設定していて覚えていないということでした。しかし、何度も入力しているうちになんとか覚えることができて、たまにChromeなどに聞かれるときにも1passwordに頼らずに入力できるようになったのは良かったかもしれません。

ということで、そろそろ新しいMacBook Airが欲しいな、Apple Siliconの2世代目が搭載されたら購入したいな、と思っていたのですが、それも先送りしてしまうかもしれません。あるいは、2016年あたりのMacBookを安く購入してChrome OS Flexをインストールして使うというのも悪くない選択肢かもしれません。いや、それこそがいいかもしれません…

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