Microsoftが各国政府に対してMS Officeのソースコードを開示するそうです。

欧州連合(EU)は、MS製品にはバックドア(裏口)が仕掛けられ、米国政府によるシステムへの侵入を可能にさせているのではないかとの疑念を持っていた。

ということによるOpenOffice.org等の普及に歯止めをかけたいということのようです。しかし、開示は全体の90%に限られるようなので、残りの10%にバックドアが無いということがどう説明されるのかということの方に興味が湧いてしまいます。はたしてEU各国はこれで納得するのでしょうか?完全に同一のバイナリをビルド可能な全てのソースコードが無ければ全く意味がないのではないかと思ってしまうのですが…

そういえばメールでWordのファイルを添付してきたりするのは日本のオジサンだけかと思っていましたが、欧米の人も平気で送りつけてくるんですね。最近外国の人との仕事上の付き合いが増えてきたのですが、彼らも普通にメールに添付してきます。それだけ世界的に浸透してしまっているMS Officeですから、そこにOpenOffice.orgが割り込んでいくためには政府の後押しもいいチャンスだと思ったのですが、なかなか難しいようですね。

ところで日経は『ソースコード(設計情報)』という表記になっているのですが、これはあんまりではないでしょうか?「設計情報」というと仕様書の類を思い浮かべてしまうのは私だけでないと思いますが、世間一般への説明としてはこうなってしまうのでしょうか… 確かにどう説明したらよいのか私にもわかりません。

関連投稿