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iPhoneが文鎮から復活

2日で済んでよかった。
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つい先日、iOS 14へのアップデート中に電源が落ちたまま二度と入らなくなったかに見えた私のiPhone 8 Plusでしたが、ちょうど2日後になんと復活しました。

某SNSでアドバイスをいただいたのがApple非公式のDFUモード(Device Firmware Update mode)という特殊操作を利用する方法で、これを使ってiOS 13.7に戻すことでほぼ元の状態に復旧することができたのです。iPhoneをMacなりPCに接続してUp – Down – Side 10秒 – Side+Down 5秒 – Down10秒という順序でボタンを押すことでFinderやiTunesに認識されてモードに入り、ファームウェアをダウンロードできるようになるというものなのですが、そもそもMacに認識されるような状態になっているようには見えなかったので、認識された時点で小躍りしたいところでした。

しかし、DFUモードで最新のファームウェア、すなわちiOS 14をダウンロードしてみると、当初の問題が起こったときと同様にインストール中に一旦電源が入り直すところでそのままになってしまいます。そこでさらに調べてみると、「iPhoneを復元」のボタンを押すときにCommand+Optionを押しながらクリックするとファームウェアが選択できるようになり、古いバージョンのものをウェブサイトからダウンロードしておいて選択するとダウングレードできるのでした。それを使って13.7に戻してみると、無事にインストールされて問題なく使えるようになったのでした。

なお、この状態からまたiOS 14にアップグレードを試みると、前回と同じ状態になってしまうので、これは間違いなくiOSのソフトウェアに問題があるということになります。他の人が同じような状況になっているということはあまり聞こえてこないので稀なケースなのだと思いますが、iOSの今後のバージョンでは修正されることを願いたいものです。また、Apple正規サービスプロバイダもこういうときには頼りにならないものだということもわかりましたが、それは仕方ないのでしょうね。

ということで私のスマホ断ちは思いのほか短いものになったのですが、この2日の間だけでもいかにスマートフォンに依存した生活をしていたかを再認識することになりました。また、普段は無頓着にバックアップを取らずにアップグレードしてしまう私も、なぜか今回は虫の知らせかしっかりバックアップを取っていたので、完全に元の状態に戻すことができて本当に助かりました。バックアップは重要です。

新型コロナウイルス接触確認アプリ COCOA

みんなが使わないと意味がありません。
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以前、AppleとGoogleがCOVID-19の濃厚接触の可能性を追跡するための技術で協力しているというニュースがあり、その後5月にExposure NotificationというAPIがiOSでは13.5に、Androidでは6.0で利用できるGoogle Play Servicesとしてリリースされました。

この状態ではそのままユーザーが利用できるわけではなく、このAPIを利用したアプリケーションが必要だったのですが、このAPI自体もやたらなアプリがアクセスすると害悪となるので、各国の政府機関に準ずる組織で開発したものでないと承認されないようになっていました。いくつかの国ではすでに公開されていたのですが、昨日日本の厚生労働省が公開したのが「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」というものです。

公開当初は厚労省のページからアプリへのリンクが掲載されておらず、AppStoreでの検索でもうまく見つけられないという問題があったのですが、夜になってGoogle PlayApp Storeへのリンクが追加されてインストールできるようになっています。私は厚生労働省が公開している他のアプリを探して、そこから同じ開発者のアプリを検索するという形でなんとかCOCOAを見つけ出してインストールしていましたが、これは確かに一般の方にはなかなか高いハードルではなかったかと思います。

アプリの設定自体は至って簡単で、利用規約への同意と、Bluetoothとログの記録・通知機能の利用確認があるだけです。しかし、ここでBluetoothなどの利用を拒否してしまうと二度と許可できない袋小路に入ってしまうという、仕様上の欠陥があるようなので要注意です。

一旦設定が終わってしまえばあとは自分が感染していないかを確認したい時に「陽性者との接触を確認する(14日間)」というボタンを押すだけです。感染者の情報は1日に1回更新され、その情報と自分の接触者とを照合して一致すれば通知が表示され、接触が確認されない場合にはその旨表示されるということです。ボタンは何度でも押せると思いますが、元のデータは1日1回しか更新されないようなのでその意味はないでしょう。

接触者追跡の仕様は公開されているので誰でも詳細を確認できるのですが、仕組みとしてはBluetoothの機能でスマートフォン同士でIDを交換し合い、概ね1m以内の距離で15分以上検出したIDを記録し、利用者の感染が確認された場合にその利用者のIDを共有し、そのIDが自分のスマートフォンに記録されていれば接触していたと見なされて通知されるというものです。この仕様のキモは個人のIDや位置情報をサーバーに記録するものではなく、またIDも毎日変更されるのでそのIDを使用した追跡もできないということで、Appleらしく個人情報保護に万全の配慮がなされたものになっています。

しかしテレビを見ていると「個人情報が不安だから利用しない」という通行人の声をそのまま放送してそれを否定することもなかったり、Bluetoothをオンにし続けるとバッテリーの減りが心配などとも言っていたりで、不安を煽ってせっかくのこのアプリを使わせないようにしているとしか思えません。このアプリのような断続的なBluetoothの使用でのバッテリー消費なんていうものも誤差にもならないようなものです。どうしてテレビというのはこう無責任なのでしょうか。

また、実際には感染していないのに感染したとして登録する人がいるのではないかと疑う人もいましたが、そんな事ができるとシステム全体が一発でゴミになってしまいますから、さすがに対策されているでしょう。具体的には検査機関側が登録した検査結果IDと一致しなければ登録できないようです。AppleとGoogleという世界トップクラスの頭脳集団が結集して作られているわけですから、そんな簡単な穴があるわけがないでしょう…というのはナイーブすぎるでしょうか。

ということで、1人でも多くの人が利用することが重要なアプリですので、自分の身を守るためにも積極的に広めていきましょう。まあ最初の1か月は「試行版(プレビュー版)」ということらしく、アプリ自体の動作に不安定なところなどはあるかもしれませんが、根幹となるIDの記録はOSレベルで行われているので、そのあたりは大目に見てあげてください。

Dark Reader

飽きるまでのことかもしれませんが。
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かつて古のPCの画面は黒地にグリーンやオレンジ、白の文字と決まっていたものですが、いつのころからか紙に印刷したもののイメージからか白地に黒が基本となってしまっていました。しかし最近はWindowsでもMac OSでも、PCでもスマートフォンでもダークモードが人気を博しているようです。通常はどちらかを選択できたり、時間帯によって昼間はノーマルで夜間はダークモードといった使い方ができると思いますが、一日中ダークモードで使っている人も少なくないのではないでしょうか。

AppleがWWDC 2019のキーノートスピーチで対応を発表したときにはその日一番の盛り上がりでしたし、世界的にも人気であることは間違いないでしょう。一つには自発光式の有機ELのディスプレイでは暗い色のほうが消費電力が小さいから、という理由もあるかもしれませんが、多くの人は見やすいから、かっこいいから、目新しいからといったことからではないでしょうか。私もそうした中の一人です。

ということで、OSがダークモードに対応してウェブブラウザ本体のメニューバーその他UIも暗色で表示されるようになりましたが、その中に表示されるウェブページの内容はそれぞれの運営側が対応させる必要があります。TwitterFacebookなどはUIの刷新とともにダークモードに対応させてきましたが、そういったところはまだまだ少なく、眩しいくらいに真っ白なページで表示されるところが多数派なのが現状です。

それならば表示させる側でダークにしてしまおうというのがブラウザの拡張として実装されているDark Readerというものです。ChromeFirefoxSafariEdgeというメジャーなブラウザに対応しているので、これなら誰でも試すことができるでしょう。

私がその存在を知ったのは「人気の拡張機能『Dark Reader』の悪意あるコピーが蔓延」というソフトアンテナブログ記事だったので、インストールする際には注意が必要です。Dark Readerのホームページにあるリンクからたどっていけば間違いないでしょうが、chromeウェブストアで見ると確かに紛らわしいものが複数ありますので、慎重に選択しましょう。

実は調べてみると1年半ほども前の2018年12月にはGigazineにも「Chrome・Firefox・Safariを簡単に『ダークモード』にできる拡張機能『Dark Reader』を使ってみた」という記事が掲載されているくらいなのでまったく新しいものではなかったので、自分の情報収集能力の衰えを感じてしまいましたが、この記事もRSSフィードリーダーで見ていたはずなのに素通りしてしまったようです。

実際に使ってみると無理やりダークモードにしている割にはかなり自然な感じで表示され、これで十分ではないかと思えるレベルです。本来のページのデザイナーの意図した通りのものではなくなるので、大々的に宣伝すると著作者人格権的な問題もあるかもしれませんが、個人で使用する範囲では問題ないでしょう。ただ、どうしても違和感が生じるところはやはりありますが、そういったところではドメインごとに個別にオン・オフするのも簡単です。

ということで、私は日常的に使っていきたいと思っていますが、いつの間にかダークモード対応していたとしても気づかないということになるかもしれません。また、これに慣れすぎてしまって、他の環境で本来の表示を見たときに戸惑う、なんていうことになってしまうかもしれませんね。