アメリカの前大統領で現在は大統領候補でもあるDonald Trump氏がペンシルバニア州の集会での演説中に銃撃され、右耳に銃弾を受けて軽症を負ったとのことです。犯人はシークレットサービスの隊員によってその場で射殺されたとのことですが、観衆の一人が巻き込まれて亡くなったというのはとても残念なことです。

犯行自体が暴力で民主主義を脅かすものとして避難されるべきものであることは間違いありませんが、事件の後に健在をアピールすることでTrump氏にとっては強いイメージを与えることができ、選挙戦にはポジティブな影響が大きいのではないでしょうか。このような発言は不謹慎なのかもしれませんが、事実はそういうものではないかと思います。

とはいえ当の本人にとっては生命の危機を感じる出来事であったことは確かで、自分の身に起こったとしたらその恐怖は想像もできません。アメリカは銃社会だから、と言ってしまうのは簡単ですが、安倍元首相の事件もあったことですし、決して対岸の火事では済まされないと思います。一国の元大統領や元首相でなくても、どこか自分の身に覚えのないところでも誰かの恨みを買ってしまい、ターゲットにされてしまうことが無いとは言い切れないのではないでしょうか。

もっと身近なところで言えば煽り運転なども同じようなことで、うっかりホーンを鳴らしただけでどんな逆恨みをされるかもわかりませんし、怖い世の中です。アメリカにいたときは、住んでいたのがデトロイト近郊だったということもあり、怖くてホーンなんて鳴らせませんでしたが、今は日本でも大して変わらなくなってしまったかもしれません。

だいぶ話が逸れましたが、それにしても今度の大統領選は先日の都知事選とどっこいな究極の選択になりつつありますね…