自らをパワハラで告発していた元西播磨県民局長が自殺したことで厳しい局面に立たされている兵庫県の斎藤知事ですが、辞職を何度も促していたという副知事も辞めてしまったというのに未だに知事の座に留まり続けようとしているようです。私も一県民としてこのような見苦しいふるまいは見ていられないのですが、この人にとってはここで降りてしまったらもう行き場所がないということなのかもしれません。

中央官僚の輝かしい立場から日本維新の会の人気に押されて知事の椅子を得た斎藤氏ですが、その後聞こえてくるのは酷い話ばかりで、この人が成し遂げたことは何かあるのかもしれませんが、まったく伝わってきません。兵庫県立大学の無償化を発表していたのはこの人ですが、これはこの人が考えたことなのでしょうか。

それはどうでもいいのですが、告発はパワハラ以外にも多岐にわたっていたようですが、斎藤氏は嘘八百だとして完全否定し、元局長の方を停職3ヶ月にしてしまったというのが酷い話です。しかもその処分の理由に公用PCの私的利用が含まれているということなのですが、私的利用といっても個人的なメモを取っていたという程度のことだそうです。その程度のものと、職場のPCでYouTubeやポルノサイトを見ていたというようなものと一緒にしてしまうのはあまりにも酷くないでしょうか。

その他にも多方面から圧力が掛けられた結果として自ら命を絶つような結果になってしまったわけですから、普通の人なら自分のせいで人ひとりの命が失われてしまったということを重く受け止めるものだと思いますが、政治家になるような人はそんなメンタリティではないのでしょうか。

もしも本当にパワハラ疑惑が無実だというなら、相手を潰すようなやり方ではなく正々堂々と受けて立つべきであり、そうしないということは事実なのだと受け止めざるを得ません。今のような状況では知事の公務なども進まないでしょうから、一刻も早く事実を明らかにして、正常な状態に戻してほしいものです。副知事が辞職を進めるような状況なのですから、まあ真っ黒ですよね。