私は普段自宅ではMacBook Airをいわゆるクラムシェルモードで、外部ディスプレイやキーボードなどを接続した状態で使っており、また非常にバッテリー動作時間が長くなったこともあって、外出先で使う時にも充電しながら使うことがありません。このためつい先日まで気づかなかったのですが、MacBookの表面に手が触れたとき、iPhoneのバイブレーションのような震えを感じました。

MacBookにはバイブレーションはないはずだし、通知が届いたような形跡もないし、いったいなんだろうと思ったのですが、どうもMacBookの表面で手を動かすと震えるようだと気づき、調べてみると「充電中にMacBookをさすると震えるような感覚を感じる」というApple コミュニティの記事を見つけました。とはいえ原因ははっきりしないのですが、どうも充電しているときにだけこの震えを感じるようで、充電のケーブルを外すと何も感じなくなります。

漏電しているのではないかなどと言っている人もいるようですが、震えを感じるのは手を動かしている間だけで、手を止めると振動も止まります。本当に漏電しているのであれば手の動きとは関係ないはずなので、何か違う原因なのでしょう。充電回路のキャパシターの振動だという人もいましたが、MacBookの表面加工とそのキャパシターの微小な振動とが絶妙に合ってしまっているというのが原因ではないかと私は推測しています。充電ケーブルを繋いでいても、充電が行われていない時には震えを感じないようなので、やはりこの充電回路の振動という線が濃厚ではないでしょうか。

先に挙げたAppleコミュニティの記事は2018年のものなので、その頃から未だに続いていて直っていないというのも不思議なものですが、震えを感じたからといって特に不快というほどでもなく、大した問題でもないため放置されているのでしょうか。それともすべての個体で起こっている現象ではなく、何らかの条件がある現象なのでしょうか。この記事に「私もです」と言っている人が150人ほどいるようですが、それもまた微妙な数で、多くの人が感じているとまでは言えませんね。