皆さんはもう国勢調査の回答を済ませたでしょうか。私は韓国旅行から帰ってきたら自宅に届いていたので、国勢調査オンラインからさっさと回答してしまいました。それこそ日本中の何千万人もの人がアクセスすることになるので、サーバーの負荷対策も相当配慮されているのだろうと思いますが、負荷軽減のための必然なのかシンプルなデザインで回答しやすく、とてもよくできたシステムになっていると思います。マイナポータルなどもそうですが、最近の政府系システムは優れたものが多いのではないでしょうか。
国勢調査自体は5年に一度行われるので、西暦で5の倍数の年に行われると思っておけばいいのでしょう。前回は2020年だったので、ちょうどコロナ禍を挟んで日本がどう変わったのか、見えてくるものがあるのでしょうか。とはいえ、国勢調査の設問はそれほど多くありませんし、おもに住居や職業についての設問となっていましたが、そこからどういう分析が導かれるのか興味深いところです。
これまでの国勢調査の結果はe-Statで閲覧できるようになっており、この調査の結果は誰でも自由に利用できます。インターネット以前はごく限られた人が資料を入手して利用していただけでしょうから、インターネットが普及したことでさらに利活用の道が広がったことになるのではないでしょうか。正直なところ私には具体的な用途があまり思いつきませんが、データサイエンティストと呼ばれる人たちにとってはごくごく基本的なデータなのでしょうね。
ということで回答期限は10月8日と迫っていますが、国勢調査は統計法に基づいて実施されるものですが、国民には回答する義務があります。回答を怠ったり虚偽の回答をした場合には、統計法第61条に定められた通り50万円以下の罰金となりますのでご注意ください。

