食い倒れの町大阪のお土産として人気があるのがりくろーおじさんの店のチーズケーキです。私も当初はたかがチーズケーキと侮っていましたが、フワフワというよりシュワシュワといった感じに口の中で溶ける独特の触感のチーズケーキはなかなか他にはないものです。購入してから2,3日経っても、電子レンジで数十秒加熱すると大きく膨らんで、焼き立てとあまり変わらない美味しさでいただくことができるのも良いところです。
最近、某店のものがそっくり過ぎてパクリではないかと話題になったりもしましたが、同じ地方で売っていなければ競合するわけでもないので「うちが本家だ」とか言い出さなければ黙認でも良いのではないかななどと思っていました。りくろーおじさんの店のほうが遥かに古く、昭和59年からチーズケーキを売っているようなので、こちらが元なのは疑いようのないところでしょう。意匠的にもちょっとアウトな気はします。
店の前にはいつも行列ができていますが、私も先日大阪へ行った際に自宅へのお土産として、大阪駅前の大丸梅田店の地下1階に入っている大丸梅田店で30分ほど並んで購入してきました。今のところ1000円を切る値段で買えるのも手頃で嬉しいところではないでしょうか。
このとき、チーズケーキ以外にいくつかの商品が並んでいる中で、「おかげ食パン」というのがちょっと気になったので試しに買ってみました。1.5斤で500円強という価格は一般のパン屋さんの食パンと比べても特別高価というわけでもないと思います。
朝食時に、購入した翌日は焼かずにそのまま、その翌日はトーストしていただいてみましたが、生地のキメが細かくしっとりモチモチしているのはたしかに謳い文句通りで、しかし甘みが強すぎず、かる~くバターの香りも感じられてとても美味しかったです。私にとっては食パンとしての理想形にかなり近いと思います。
何年か前に高級食パンブームがあって、ちょっと高級な食パンの専門店がいくつもできたりしていましたが、今ではちょっと落ち着いているのでしょうか。私はあの手の食パンはちょっと甘すぎて苦手だったのですが、小麦粉やバターの価格高騰の影響もあって衰退してしまっているのかもしれません。このりくろーおじさんの店の食パンはそれらとはちょっと違う美味しい食パンだったので、ぜひまた大阪へ行ったときにはチーズケーキと一緒に買って帰りたいと思います。店頭にはありませんでしたが、「特上食パン」というのもあるようなので、それも気になるところです。